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「栃木すみつかれ部」のロゴとともに、パンフレットやおろし金を手に笑顔を見せる栃木すみつかれ部のメンバー

栃木県宇都宮市

GOOD CYCLE PARTNER#36

栃木すみつかれ部 とは郷土料理「しもつかれ」を、 商品・レシピ・体験で次の世代へ

TOCHIGI SUMITSUKARE CLUBGOOD CYCLE FES UTSUNOMIYA 2026 パートナー

宇都宮大学の学生を中心とする学生団体

もったいないを、
ふるさとの誇りへ。

正月の鮭、節分の豆、冬の大根やにんじん。残った食材を生かし、一つの料理へつないできた栃木の郷土料理「しもつかれ」。
栃木すみつかれ部は、この知恵を次の世代へ渡すために活動する、宇都宮大学の学生を中心とした学生団体です。瓶詰め商品「ご飯にかけるしもつかれ」、約30分の時短レシピ、料理コンテスト、子ども向けワークショップ——若者の視点で、しもつかれとの新しい出会い方をつくっています。

01
Local Wisdom

残った食材を、次の一皿へつないできた知恵。

しもつかれは、正月に残った塩ザケの頭、節分後の大豆、冬の大根やにんじん、酒づくりから生まれる酒かすなどを使って作られてきた栃木の郷土料理です。

今のように「食品ロス」という言葉がなかった時代から、手元にある食材を生かし、家族や地域で食べる一皿へつなぐ知恵が込められていました。

家庭や地域によって材料や味は異なり、その違いも含めて受け継がれてきた文化です。一方、香りや見た目、長い調理時間などから、自分では作ったことがない世代も増えています。

食材を使い切る知恵が必要とされる今、料理自体が食卓から消えかけている。栃木すみつかれ部は、この逆説に向き合っています。

白い皿に盛り付けたしもつかれ。大根おろし・にんじん・大豆が混ざり合う
写真提供:栃木すみつかれ部
02
Student Action

作り手が減るなら、新しい入口をつくる。

二つの鍋でしもつかれを煮込みながら木べらでかき混ぜる学生たちの手元
写真提供:栃木すみつかれ部

栃木すみつかれ部は、宇都宮大学の学生を中心に、2025年4月に結成された学生団体です。

現在の団体が生まれる前の2024年5月から、学生チームは「ご飯にかけるしもつかれ」の商品開発に関わってきました。しもつかれの歴史や家庭ごとの違いを調べ、食べにくいと感じられる理由を考え、十数回の試作を重ねました。

目指したのは、伝統を今の暮らしに合う形で残すことです。

香りや色、調理時間の壁を下げ、瓶詰め商品やワークショップという入口をつくる。「残す」ために、変えてはいけない部分と変えられる部分を調べる姿勢が、活動の土台です。

03
Three Approaches

商品・レシピ・体験。三つの方法で受け継ぐ。

道具に触れ、自分の手で作って食べる。子どもを、地域文化の次の作り手にすることが、三つの活動に共通しています。

PRODUCT

商品にする

「ご飯にかけるしもつかれ」は、しもつかれを常温で持ち運びやすい瓶詰め商品へ変えたものです。県外の人や、自宅で一から作らない人にも、食文化へ触れる入口をつくります。

RECIPE

家庭へ戻す

時短レシピでは、塩ザケの頭や炒り大豆に代えて、サケの切り身や大豆の水煮など、家庭で手に入りやすい材料を使います。商品を買ったあと、家で一度作ってみるところまでつなげます。

WORKSHOP

子どもと一緒に作る

ワークショップでは、歴史の読み聞かせ、鬼おろしの説明、大根やにんじんをおろす体験、大鍋での調理、試食までを一つの流れにしています。

04
Product Story

「ご飯にかけるしもつかれ」が生まれるまで。

「ご飯にかけるしもつかれ」の瓶。オレンジのラベルにSoul food of Tochigiの文字
炊きたてのご飯に「ご飯にかけるしもつかれ」をのせた一杯

「ご飯にかけるしもつかれ」の開発は、2024年5月に始まりました。

初期の商品では、大根、にんじん、大豆、ヤシオマス、油揚げ、酒かすなどに栃木県産の材料を使い、従来のサケの頭に代えて骨や皮を取り除いたヤシオマスを採用。酒かすを控え、にんじんを増やすことで、香りや見た目、食べにくさを改善する工夫が行われました。

学生は発案や調査だけでなく、試作とパッケージデザインにも関わりました。2025年2月に販売が始まり、同年11月には消費者の感想を受けて味を見直すなど、商品は発売後も更新されています。

瓶詰めにした価値は、保存期間の長さに加えて、出会いやすさにもあります。

自分の家庭では作らない人も、観光客も、県外の人も、まず一口からしもつかれを知ることができます。食べてみた人が歴史を知り、次は家庭用レシピを試す。商品が、文化への入口になります。

写真提供:栃木すみつかれ部

05
Learn by Doing

約30分のレシピと、子どもが作り手になる教室。

栃木すみつかれ部は、瓶詰め商品だけでなく、家庭で作るためのレシピも開発しています。

公開されている時短レシピでは、大豆の水煮とサケの切り身を使い、通常の鍋で煮込み、調味料と酒かすを加えて、おおむね30分以内で完成する構成です。

2025年の「うま味調味料活用!郷土料理コンテスト」では、作りやすさ、味、見た目、文化的背景の調査が評価され、優勝しました。提出したレシピは、伝統的なレシピと比べて塩分を90%減らしたものです。

親子向けワークショップでは、読み聞かせから鬼おろし、調理、試食までを体験します。子どもたちが何度もおかわりする場面もありました。

「苦手そう」と思っていた料理が、自分で作ることで「もう一度食べたい」に変わる。その小さな変化が、文化継承の成果です。

🎬 動画で見る、しもつかれづくり

06
Track Record

実績が示す、文化を動かす力。

イベント会場の販売ブースに積み上げられた「ご飯にかけるしもつかれ」の瓶と紹介パネル
写真提供:栃木すみつかれ部

商品、家庭用レシピ、コンテスト、万博、駅販売、子どもの体験。異なる入口を増やすことで、しもつかれに触れる人を広げています。

EXPO 2025

大阪・関西万博へ出展

2025年には大阪・関西万博へ出展し、商品は完売しました。栃木の郷土料理が、全国・世界からの来場者と出会う機会になりました。

GRAND PRIZE

郷土料理コンテスト優勝

2025年「うま味調味料活用!郷土料理コンテスト」で、時短・減塩レシピが優勝。作りやすさ、味、文化的背景の調査が評価されました。

NEXT GENERATION

子どもが作り手になる教室

認定こども園で、歴史の読み聞かせ・鬼おろし・調理・試食をつないだワークショップを実施。2026年2月には、初午に合わせてJR宇都宮駅で商品を販売・PRしました。

07
Support Company

協力企業|株式会社ユーユーワールド

栃木すみつかれ部のしもつかれ事業は、宇都宮市の株式会社ユーユーワールドが協力企業としてバックアップしています。1994年設立、「海なし県に港を創る」を掲げ、通関・倉庫・物流・商品開発などを手がけてきた会社です。

学生だけでは難しい製造調整、食品表示、販売、物流などを企業が支え、学生は若者の視点と食べ手に近い発想を持ち込む。この役割分担が、学生のアイデアを実際の商品と継続的な活動へ変えています。

ユーユーワールドの特集を読む

08
Related Product

「ご飯にかけるギョーザ」から広がった地域商品づくり。

「ご飯にかけるギョーザ」の4商品。BBQ・うま辛・スタンダード・酢コショウの瓶が並ぶ
写真提供:株式会社ユーユーワールド

協力企業のユーユーワールドには、地域の素材と食文化を組み合わせ、日常で使える商品へ変えてきた実績があります。代表商品が、2014年に発売された「ご飯にかけるギョーザ」です。

日光ゆばづくりから生まれるおからに着目し、宇都宮の餃子文化をイメージした万能調味料へ商品化。2020年には宇都宮餃子会監修のもとでリニューアルされ、シリーズ累計250万個を超えています。餃子を食べたときの香りやうまみを、さまざまな料理へ使える形にしたことが特徴です。

地域の味を、分かりやすい名前と使いやすい商品へ変える。「ご飯にかけるギョーザ」で培われた考え方と商品化の経験が、学生や地域団体と取り組む「ご飯にかけるしもつかれ」へ広がっています。

  • No.1

    2014

    「ご飯にかけるギョーザ」発売

  • No.2

    2.5 MILLION+

    シリーズ累計250万個超

  • No.3

    4 FLAVORS

    スタンダード/うま辛/酢コショウ/BBQ
    ※2026年8月時点

09 / Good Cycle

食材の知恵を、会場の体験へ。

GOOD CYCLE FESがつなぎたいのは、食品と、文化と担い手です。

正月や節分の食材を使い切る知恵。その料理を家族や地域で分け合ってきた記憶。次に作る人を育てる経験。栃木すみつかれ部とユーユーワールドの取り組みは、食材の循環と、文化・担い手の循環が同時に回る活動です。

正月や節分の食材を一つの料理へつなぐ先人の知恵と、それを若者が商品・食育・家庭の実践へつなぎ直す活動。そこには、食品だけでなく文化と担い手まで循環させるGOOD CYCLEの形があります。

10 / Message

しもつかれを、「また食べたい」と言われる料理に。

パンフレットやおろし金を手に笑顔を見せる栃木すみつかれ部のメンバー

栃木すみつかれ部
部員一同

「しもつかれ、食べたことある?」と聞くと、同世代の多くが「見たことはあるけど、食べたことはない」と答えます。私たち自身も、活動を始めるまではそうでした。

調べていくうちに分かったのは、しもつかれが「余ったものを大切に使い切る」という、とても優しい料理だということ。だからこそ、見た目や香りだけで敬遠されて消えていくのは、もったいないと思いました。

私たちがやっているのは、伝統を受け継ぐことです。家庭の味はそのままに、はじめての人が出会いやすい入口を増やすこと。瓶詰めにしたのも、30分のレシピをつくったのも、子どもたちと鬼おろしを使うのも、すべてそのためです。

GOOD CYCLE FESでは、ぜひ一口味わってみてください。「思っていたより食べやすい」と感じてもらえたら、そこから、あなたの家のしもつかれが始まります。

栃木すみつかれ部部員一同

11 / FAQ

よくあるご質問

しもつかれは、どのような料理ですか?

塩ザケ、大豆、大根、にんじん、酒かすなどを使う栃木の郷土料理です。正月や節分のあとに残った食材を使い切る知恵から生まれ、家庭や地域によって 材料や味が異なります。初午(はつうま)の時期に作られてきた行事食としても知られています。

栃木すみつかれ部は、どんな団体ですか?

宇都宮大学の学生を中心に、2025年4月に結成された学生団体です。しもつかれの歴史や家庭ごとの違いを調べ、瓶詰め商品の開発、家庭向けの時短レシピ、子ども向けワークショップ、イベントでの販売・発信などに取り組んでいます。

「ご飯にかけるしもつかれ」は、どんな商品ですか?

しもつかれを、常温で持ち運びやすい瓶詰めにした商品です。栃木県産の大根、にんじん、大豆、ヤシオマスなどを使い、ご飯にかけて食べやすい味と粒感に仕上げています。学生が発案・試作・パッケージデザインに関わり、2025年2月から販売されています。

しもつかれが苦手でも食べられますか?

「食べにくい」と感じられてきた理由を学生が調べ、従来のサケの頭に代えて骨や皮を取り除いたヤシオマスを使い、酒かすを控えてにんじんを増やすなど、香りや見た目を工夫して開発された商品です。しもつかれを初めて食べる方や、苦手意識のある方にも試していただきやすい一品です。

どのように食べるのがおすすめですか?

商品名のとおり、炊きたてのご飯にかけて食べるのがおすすめです。まずは少量からお試しいただき、しもつかれの味に親しんでいただければと思います。

子どもも食べられますか?

魚(サケ・ヤシオマス)、大豆、酒かすなどを使用しています。アレルギーが心配な方や 小さなお子さまがお召し上がりになる場合は、商品パッケージの最新の原材料・アレルゲン表示を必ずご確認ください。

どこで購入できますか?

公式オンラインショップのほか、栃木県内の協力店やイベント会場などで販売されています。最新の販売状況は、オンラインショップの商品ページや、栃木すみつかれ部のInstagramでご確認ください。

「ご飯にかけるギョーザ」とは、どのような関係ですか?

協力企業である株式会社ユーユーワールドが展開してきた「ご飯にかける」シリーズの代表商品です。地域の素材や食文化を、日常で使いやすい商品へ変える経験が、「ご飯にかけるしもつかれ」の共同開発へつながっています。

12 / Information

栃木すみつかれ部団体情報

団体名栃木すみつかれ部(宇大しもつかれサークル)
結成2025年4月
団体の形態宇都宮大学の学生を中心とする学生団体
主な活動商品開発、販売、時短・減塩レシピ、料理コンテスト、子ども向けワークショップ、地域イベントでの発信
Instagram@iloveshimotsukare
協力企業株式会社ユーユーワールド
協力企業の公式サイトhttps://yuuyuuworld.com/

一口から、ふるさとの知恵を次へ。

商品を食べる。家庭で一度作る。子どもと鬼おろしに触れる。家族のしもつかれの記憶を話す。どの入口からでも、地域文化の次の作り手になれます。

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