電子組立から、金属加工の会社へ。
ヨシ電子の創業は1977年。栃木県氏家町(現在のさくら市)で、音響機器やゲーム機器の電子部品の組立から始まり、1978年2月に法人を設立しました。
1990年代、電子組立の仕事が海外へ移り、1992年に製缶へ業種を転換。レーザー加工機を導入し、板金・製缶、溶接、塗装へと技術を広げてきました。社名の「電子」は始まりの仕事、工場の技術はその後に育てた金属加工です。
支えになったのは、社風「しゃーないやってやるか!!-やり抜く力-」。2018年には、顧客の期待を超える提案と問題解決力を「ヨシブランド」として掲げました。


切る、曲げる、つなぐ、仕上げる。


設計・開発から板金、溶接、塗装まで、工程を組み合わせて完成品へつなぐ一貫生産。バスや鉄道車両などの部品を支える技術を、四つの仕事から見ます。
切る
レーザー加工機で金属板を必要な形に切り出す。パイプの加工にも対応し、穴や模様もつくります。
曲げる
切り出した材料を立体の部品へ。ベンダーやパイプベンダーを、材料と形に合わせて使い分けます。
つなぐ
レーザー溶接、半自動溶接、TIG溶接。必要な形と品質に合わせて、部品をつなぎます。
仕上げる
塗料の選定、前処理、焼付け、検査、梱包まで。使われる場面を考えて仕上げます。


要求された品質を、工程でつくる。
ヨシ電子は、求められる品質をつくる「品質管理」と、それを維持・保証する「品質保証」を分けて取り組み、2005年にISO9001を取得しました。
問題が起きたら原因を確かめ、再発を防ぎ、ほかの工程にも情報を渡す。設計から修理まで、仕事のつながりの中で改善を進めます。
溶接部の検査や塗装の温度管理に加え、受注管理の担当者が顧客の要望を聞き、加工の予定を調整することも、完成品を届ける体制の一部です。


工場の技術を、アウトドアの道具へ。


部品づくりでは、つくり手の名前は使う人から見えにくくなります。自社ブランド「YD Outdoor」の製品なら、手に取る人がメーカーの名前で道具を選べます。
地域のものづくり企業の魅力を伝えたい。その思いが生活者向けのブランドにつながりました。黒い本体にレーザー加工で描いた模様は、工場の技術そのものです。
グランピングストーブ
焚火を楽しむ製品群。暗くなると、模様が浮かび上がります。
グランピングクッキング
焚火と料理を組み合わせた製品群。M、M+で本体の形や大きさが異なります。
グランピングブライト
小型LEDとアクリル天板で、模様を光で見せる製品群。火を使う演出とは分けています。
薪の入れやすさを、五徳から見直す。
グランピングストーブmini-mikazukiは、以前の五徳では、薪を複数入れると干渉する部分がありました。
五徳は調理器具を支える部品ですが、その形は薪を入れる動きにも関わります。使う場面に向き合い、形を見直しました。
新しい「mikazuki五徳」は薪をたくさん入れられる形になり、五徳を外す専用ヘラも加わりました。模様の美しさだけでなく、扱うときの動作に目を向けた改良です。




グランピングクッキングM+は、オーブン機能を備えた焚火台で、さくら市のふるさと納税の返礼品にもなっています。器具や燃料、調理方法は、対象モデルの説明で確かめられます。
グランピングブライトは、アクリル天板とレーザー加工の模様、小型LEDを組み合わせ、光で形を楽しむ道具です。
アクリル天板は、焚火とは分けて光で楽しみます。対応する本体・LED、設置方法は、メーカーの取扱説明書や窓口で確かめられます。
使い始めたあとも、メーカーに相談する。
公式オンラインショップには、購入前の商品問い合わせに加え、修理・交換・再塗装の相談窓口があります。対応の可否はメーカーの判断です。購入前に確かめたいのは、次の三つです。

本体の形を確かめる
広げたときの大きさと収納時の形。脚などの機能はモデルで異なります。
セットの中身を確かめる
本体、五徳、ヘラ、天板、光源のうち、何が含まれるか。付属品は、商品ごとに異なります。
使う条件を確かめる
使用場所や燃料、設置方法、手入れの案内。不明な点は、使用前にメーカーへご相談ください。
さくら市政20周年を、桜色のランタンで。


2025年5月、さくら市の市政20周年を記念して、栃木県のバーチャルライバープロジェクト「#とちぎけんV25」とヨシ電子が「ルミナスランタン 喜連さくらエディション」を発表しました。喜連さくらは、さくら市出身の設定を持つメンバーです。
ヨシ電子presentsとして、製造から発送までを担いました。鉄板をレーザーで抜いた桜の模様に、桜色のLEDライトを標準装備。昼は桜色の本体、夜は模様が影になって広がります。
予約は2025年5月23日に始まり、1年間限定の完全受注生産。毎月末に締め切り、翌月末ごろにヨシ電子から直接届く仕組みでした。#とちぎけんV25の運営は、GOOD CYCLE FESパートナーのYUM innovationです。

本体はスチール製で、桜色の艶がある焼付塗装。175×175×高さ132mm、約0.5kgと片手で持てる大きさです。付属のピンクLEDライトは充電式(USB Type-C)で、三つの点灯モードを備えます。
ラインナップは、通常版、グッズ同梱版、発表後の反応を受けて追加された限定オリジナルランタンスタンドの三つです。
価格は発売当時の税込表示で、送料は別です。


通常版 22,000円
ランタン本体、ピンクLEDライト、両面ポストカードのセット。
グッズ同梱版 27,500円
通常版に、大きめアクリルスタンドとA3タペストリーを加えた限定セット。
限定ランタンスタンド9,000円
桜ピンクと白の対比が特徴の組み立て式。200×240×高さ360mm、約2kg。
技術と仕事を、地域で伝えていく。


ヨシ電子は、誰がどの作業をできるかをスキルマップで見える化し、複数の仕事を担える「マルチタレント化したクラフトマン」を育てています。
作業の要所で危険に気づく危険予知トレーニングも職場で続け、技術と安全の両方を仕事の進め方として共有しています。
2022年度には、焚火台「Glamping Stove」がさくら市の「さくらブランド」に認証されました。グランピングクッキングM+は、「ハピキャン キャンプ大賞2022」焚き火台部門のノミネート優秀品です。



