TOP
木の升に入った大豆と、器に山のように盛られた大和屋の味噌

栃木県宇都宮市

GOOD CYCLE PARTNER#32

大和屋商店とはまもなく創業100年。 宇都宮で麹と味噌をつくる店

YAMATOYAGOOD CYCLE FES UTSUNOMIYA 2026 パートナー

味噌をつくる。仕込む楽しさも、伝える。

栃木県宇都宮市星が丘の合資会社大和屋商店。1928年(昭和3年)に麹の製造販売から始まり、2028年には創業100周年を迎えます。味噌、甘酒、塩麹、醤油麹へと商品を広げながら、完成した味噌を届けるだけでなく、手作りに使う麹や材料セットを販売し、「手造り手前みそ教室」も開いています。
毎日の味噌を選ぶ。麹を料理に使う。自分の手で味噌を仕込む。同じ店との関わり方が、いくつもある。百年近く続いてきた麹づくりと、家庭へ食のつくり方を伝える仕事を紹介します。

01
Roots

麹を届ける商いから、味噌と教室へ。

「大和屋商店」の看板を掲げた、かつての店構えのモノクロ写真
かつての大和屋商店の店構え(公式サイト掲載写真)

大和屋の出発点は、家庭で味噌を仕込むための麹をつくり、販売する仕事でした。昭和3年、1928年の創業です。やがて袋詰めの味噌が広く売られるようになり、麹の需要が変わっていきました。

そこで1969年、「無添加天然味噌」の店頭小売りを開始。1976年には、実際に仕込む場として教室を開きました。さらに2005年からは、インターネットでの発信と販売にも取り組んでいます。

この歩みは、麹の仕事に味噌を重ねてきた歴史です。現在の売場にも麹があり、味噌があり、自分で仕込むための材料があります。家庭の暮らし方が変わるなかで、完成品を買う人にも、手作りする人にも応えられる商いへと広がってきたのです。

昭和、平成、令和と時代が移っても、宇都宮で麹をつくり続け、その技術に触れる入口を増やしてきた。そこに、百年近く続く大和屋の強さがあります。

1928年麹製造販売業として創業
1969年味噌の店頭小売りを開始
1976年手造り手前味噌教室を開講
2005年インターネットでの販売を開始
2028年創業100周年を迎える予定
02
Koji Making

米と麦、それぞれに合わせる麹づくり。

蒸した穀物に麹菌を付け、温度を調整しながらほぐしたり寝かせたりする。麹づくりは、二日二晩にわたる仕事です。

穀物ごとに合う菌の配合を考え、発酵する力や甘みを引き出す。生麹のしっとりした状態を保つ。大和屋は、その工夫を重ねてきました。

「上質米糀」は、味噌の材料にも、甘酒や塩麹づくりにも使えます。

麹の粒と、ほぐす手元を見てみる。店で見かける一袋が、どんな仕事を経てできるのかを知ると、味噌や甘酒の見方も少し変わります。

升に盛られた白い米麹
大和屋の米麹(公式サイト掲載写真)
器に盛られた上質米糀
味噌・甘酒・塩麹の材料になる「上質米糀」
  1. 🌾① 麹をつくる米や麦に合わせて麹を育てる
  2. 🫘② 合わせる麹を大豆・塩と合わせる
  3. 🏺③ 仕込む樽や容器に詰めて仕込む
  4. ⏳④ 熟成させる時間をかけて味噌になる
03
Miso Selection

麹の組み合わせから、味噌を選ぶ。

大和屋の味噌には、米糀みそ、麦麹みそ、混合こうじみそなどがあります。米と麦、どの麹を使うのか。粒を残すのか、こしたタイプにするのか。好みを探すための選択肢が、商品名からも見えてきます。

器に盛られた米糀みそRICE KOJI

米糀みそ

米からつくる麹を使った味噌。大和屋の基本となる味の一つです。「米糀こしみそ」という選択肢もあり、粒の形も選ぶ手がかりになります。

器に盛られた麦麹みそBARLEY KOJI

麦麹みそ

麦麹を使った味噌。「麦麹こしみそ」もあり、米糀の味噌とは別の一品として比べられます。同じ具材の味噌汁で試すなど、家庭で違いを楽しむきっかけになります。

器に盛られた百年記念味噌 やまとやBLEND

麹を組み合わせた味噌

「百年記念味噌 やまとや」は、上質米糀と大麦麹を使い、麹の香りと旨みを引き出した味噌です。米か麦かの二択だけでなく、組み合わせから生まれる味にも出会えます。

04
Everyday Koji

麹を、飲み物や料理の調味料へ。

麹の使い道は、味噌の外にも広がります。大和屋では、甘酒、塩麹、醤油麹も扱っています。商品ごとに食べ方が異なり、そのまま楽しむもの、料理の下ごしらえに使うものなど、用途を分けて選べます。

甘酒の素のパッケージAMAZAKE

甘酒

「甘酒の素」は、上質米糀からつくる濃縮タイプ。そのまま飲める「甘酒ストレートタイプ」もあります。

ボトル入りのつぶなし塩麹SHIO KOJI

塩麹

上質米糀、塩、水を使って発酵させた調味料。野菜を漬けたり、肉や魚の下ごしらえに使ったりできます。「つぶなし塩麹」もあり、形状を選べることが特徴です。

ボトル入りの醤油麹SHOYU KOJI

醤油麹

いつもの醤油に、麹のうまみを加えた調味料。料理の味つけの選択肢が一つ増えます。

05
Make & Learn

大豆をつぶし、自分で仕込む時間。

ボウルの中で、つぶした大豆と麹を手で混ぜ合わせる教室の様子
手造り手前みそ教室での仕込み(公式サイト掲載写真)
スタッフのサポートを受けながら味噌を仕込む参加者
スタッフがそばで仕込みをサポート

大和屋の「手造り手前みそ教室」は、商品の向こうにある、仕込みの作業を体験する場です。大豆をつぶすところから、職人が参加者をサポートします。1976年の開講から、教室は大和屋の歩みの大きな柱の一つになってきました。

完成した味噌を手にする前に、材料を扱い、仕込み、その後の熟成を待つ。食べる日までに時間がかかることも、味噌づくりの一部です。身近な調味料を、自分が関わった食べ物として見直す機会になります。

教室は事前予約制です。希望日だけでなく、仕込む本数や麹の種類を伝えて申し込みます。一樽を二人で分けてつくる方法や、仕込んだ樽を店で預かる有料のサービスもあります。

06
At Home

大豆の下準備を省いて、家でも仕込めるように。

教室へ出かける以外にも、大和屋には家庭で味噌を仕込むための材料セットがあります。ここで大切なのは、「手作りセット」ごとに中身を見比べることです。

手作りのすべてを一から始める方法もあれば、準備された材料から参加する方法もある。大和屋は、麹を供給するだけでなく、家庭でどこから作業を始めるかにも選択肢を用意しています。

いずれも、仕込んだあとに熟成の時間を経て完成する味噌です。

容器に入った麹・塩・大豆の手作り味噌材料FROM SCRATCH

材料をそろえて取り組むセット

「手造り手前みそセット」には、麹・塩・大豆を組み合わせたものや、樽付き・樽なしの区分があります。すでに持っている道具や、取り組みたい工程に合わせて、内容を選ぶためのセットです。

器に盛られた混合こうじみそEASY SET

下準備の負担を軽くするセット

「簡単!手前みそセット」は、大豆を水に浸す、煮る、つぶすという工程を省けるタイプです。麹に塩を混ぜた「塩混」と、自分でほぐして塩を混ぜる「塩別」も選べます。

07
Ingredients

米、大豆、塩。素材の背景を確かめる。

米糀にはコシヒカリ、味噌には大豆「タチナガハ」。商品によっては、栃木県内の農場の米や大豆を使います。

塩は、オーストラリア・シャークベイの「天然塩」と、徳島県鳴門の海水からつくる「うず塩」。

どの素材を選び、どの商品に使うのか。素材を知ると、味噌の選び方も変わります。

木のさじに盛られた乾燥大豆
味噌の原料になる大豆(公式サイト掲載写真)
08
Next Chapter

百年へ向けて、届け方も更新する。

2026年10月、大和屋は2028年の創業100周年へ向けて、商品ラベルの刷新を始めました。最初は天日塩とうず塩、味噌なども順次切り替わります。

中身はそのままに、受け継いできた商品を今の食卓へどう届けるか。その伝え方を新しくしています。

百年の節目に向けた動きは、ラベルの外にも広がっています。味噌を使ったジャム「みそ〜れ」も登場しました。味噌汁や料理の枠を広げ、パンにも合わせられる味噌です。

器に山のように盛られた天然塩
ラベルの刷新が始まった「天然塩」
ENISHI~縁~ みそ2種詰め合わせセット
贈り物向けの「ENISHI~縁~」

贈り物には、米糀みそと麦麹みその二種を組み合わせた「ENISHI~縁~」があります。味噌ができ、食べる人へ届くまでの縁をつなぎたい。その思いを名前に込めています。

公式サイトには、商品と教室のほか、仕込み方や料理のページもあります。

09 / Good Cycle

宇都宮の麹づくりを、次の食卓へ。

大和屋の仕事には、地域の食文化を次へつなぐ三つの役割があります。

一つ目は、宇都宮で麹をつくり、味噌や調味料へ加工する仕事を、百年近く続けてきたこと。完成した食品の向こうに、原料を扱い、麹を育てる仕事があると知る入口になります。

二つ目は、仕込み方を体験や材料セットとして家庭へ伝えること。教室で手を動かす人にも、家で始めたい人にも、できあがるまでの過程に関わる道があります。

三つ目は、日々の食卓と、贈り物の両方へ商品を届けること。いつもの味噌を選ぶ、別の麹を試す、大切な人へ贈る。その選択が、地域のつくり手を知るきっかけになります。

  1. 01
    知る麹と味噌をつくる仕事に目を向ける。
  2. 02
    選ぶ好みや料理、取り組み方に合わせて選ぶ。
  3. 03
    仕込む教室やセットから、自分でつくる過程に関わる。
  4. 04
    味わう日々の料理で楽しみ、つくり手を思い出す。

10 / Message

麹と味噌をつくる人からの、ことば。

店内の冷蔵ケースの前で、大和屋の味噌を手にする代表社員の江連美智子さん

合資会社大和屋商店
代表社員 江連 美智子

大和屋は、昭和3年に麹屋として始まりました。麹をつくり、味噌をつくり、そしてお客さまご自身に味噌を仕込んでいただく。毎日の食卓に寄り添いたいという思いは、創業のころから同じです。

手前みそ教室では、大豆をつぶし、麹と塩を混ぜ合わせながら、皆さんが本当に楽しそうな顔をされます。その楽しさを、ひとりでも多くの方に知っていただけたらうれしいです。

2028年の創業100年に向けて、ラベルを新しくしたり、味噌のジャム「みそ〜れ」のような新しい楽しみ方を考えたりしています。GOOD CYCLE FESをきっかけに、宇都宮の味噌づくりに触れていただけたら幸いです。

合資会社大和屋商店代表社員 江連 美智子

11 / FAQ

よくあるご質問

味噌と麹、どちらを買えますか?

完成した味噌と、手作りに使う麹の両方を扱っています。米糀・麦麹などの種類や、商品の使い方を確認してお選びください。

味噌づくり教室は予約が必要ですか?

事前予約が必要です。希望日、仕込み本数、麹の種類などを伝えます。

教室の日に、食べられる味噌ができるのですか?

教室では味噌を仕込み、その後に熟成させます。

家でも手作りできますか?

材料セットを販売しています。大豆の下準備を省けるタイプや、樽付き・樽なしなど、内容の異なるセットがあります。

原材料はすべて栃木県産ですか?

産地は商品ごとに異なります。国産の米・大豆を使う商品のほか、塩には海外産を紹介するものもあります。

アレルギーや保存方法を確認できますか?

原材料、添加物、アレルギーに関する情報、期限・保存方法は、各商品の表示で確認できます。

「百年記念味噌」は、2026年に創業100周年という意味ですか?

商品名と創業周年は別です。大和屋は、1928年の創業から100周年となる2028年へ向けた取り組みを発表しています。

通販で購入したり、離れた場所から相談したりできますか?

公式オンラインショップと問い合わせ窓口があります。

12 / Information

大和屋商店会社情報

会社名合資会社大和屋商店
代表者代表社員 江連 美智子
本社〒320-0038 栃木県宇都宮市星が丘1丁目8-13(Googleマップ)
電話:028-622-4683
創業・設立1928年(昭和3年)。麹製造販売業として創業。2028年に創業100周年
主な事業味噌・麹・関連食品の製造販売、手造り手前みそ教室
店舗・拠点本社・店舗(宇都宮市星が丘)
公式サイト大和屋商店 公式サイト/@yamatoya.miso

商品・教室について相談したいときは 大和屋の公式お問い合わせ窓口 へ。

味噌をつくる楽しさに、出会う。

毎日の一杯も、自分の手で仕込む味噌も。

More partners

ほかのパートナーも見る