1951年、宇都宮から続く建設の仕事。
渡辺建設は1951年1月、宇都宮市宮島町で有限会社として創業しました。公式の沿革では、1953年5月に株式会社へ組織を変更。1971年に今泉新町へ本社を移し、1985年に現在の本社ビルが完成しました。
会社の仕事は、土木、建築、設計、営業の四つの領域に分かれます。道路や橋、河川などを整える土木。工場や医療・教育施設をつくる建築。図面と費用を検討する設計。土地や建物の相談を受け、事業の計画へつなげる営業。それぞれが異なる場面を担います。
新築だけでなく、増改築、リニューアル、メンテナンス、不動産管理にも関わるのが、この会社の事業の幅です。地域で使われる場所を、計画する段階から、つくり、手入れする段階まで支える。


建物とインフラ、六つの施工事例。
工場も、診療所も、橋も、雨水を扱う施設も。同じ建設の仕事でも、つくる対象によって現場の条件は変わります。ここでは、同社の施工実績から六つの事例を紹介します。年は、各施工実績ページの竣工年です。
イグス さくら市工場新築工事
施工実績の写真は、会社の許諾後に掲載します
さくら市に新設された、鉄骨造2階建ての工場。関係各社と連携して建設工事を担当しました。産業を支える建物をつくる仕事の一例です。
2026|RIVER一級河川田川川田調節池整備工事その4
宇都宮市川田町の調節池整備。広い作業範囲を分割し、段階的に施工を進めました。浸水対策を目的とした事業のうち、担当した工事の記録です。
2025|BRIDGE板戸大橋下部工建設工事その1
主要地方道宇都宮向田線の板戸大橋4車線化に伴う、橋を支える下部の工事。河川内を含む施工条件に対し、仮締切や関係者との調整を重視しました。年は、この下部工の竣工年です。
2026|GATE排水樋門改良工事(中11・西3)
田川へ雨水を放流する設備の改良。操作を要するスライドゲートから、無操作型のフラップゲートへ変更しました。水に向き合いながら、既存設備を更新する工事です。
(仮称)ビクトリー群馬工場新築工事
施工実績の写真は、会社の許諾後に掲載します
群馬県板倉町のミネラルウォーター製造工場。工場棟と自動倉庫棟を整備しました。施工は、渡辺・野田特定建設工事共同企業体によるものです。
青木医院建替工事
施工実績の写真は、会社の許諾後に掲載します
診療所と住宅を兼ねる、鉄骨造2階建ての建物。外観を構成する羽目板の先端の見え方について、施主・設計者と協力し、細部の調整を重ねた事例です。
広い現場を、区切って進める。
川田調節池整備工事は、2019年の東日本台風による浸水被害を背景に、再度の災害防止などを図る工事です。印象的なのは、約16haの広い施工範囲に対し、作業エリアを複数に分けたことです。
大きな現場だから、大きな機械を使う。それに加えて大切なのが、進め方です。どこから着手し、どこを次の作業へつなぐのか。同社はこの現場で範囲を分割し、段階を踏んで施工しました。
工事概要には、池内水路、周囲堤、排水構造物、越流堤などが並びます。一つの池を掘ることに加え、複数の構造物を組み合わせていく仕事です。完成した施設の広がりを支えているのは、作業の順序を組み立て、一つずつ進める現場の判断です。
同社の受賞一覧には、この工事が2026年の栃木県知事表彰の対象として載っています。


川の中の工事は、準備から。


板戸大橋の工事では、鬼怒川の流域を含む場所で橋の下部をつくりました。施工の報告には、綿密な計画と仮締切の築堤、関係各所との連携、ICTの活用が並びます。
仮締切は、河川内の作業場所を確保するための、一時的な締切のこと。完成した橋の写真からは見えにくくても、工事中の環境を整えるために考えることがあります。この事例では、現場の条件に合わせて施工方法を検討しました。
水のある場所で、どのように作業を進めるか。工事関係者が条件を共有し、計画を実行へ移す。その準備も、構造物をつくる仕事の一部です。
新しくつくるだけでなく、直して使う。
道路や建物を新設する一方で、すでに使われているものに手を入れる仕事もあります。渡辺建設は、建物の増改築やリニューアル、メンテナンスも事業として手がけています。
下水道の分野では、既設管の内側に新たな管を形成するSPR工法や、管の破損などを内側から部分補修するEPR工法を扱います。既存の施設に合わせて更新の方法を選ぶ、複数の選択肢を持っています。
先に紹介した排水樋門も、既存設備を改良する事例です。つくった場所をどう使い続けるか。新築の完成の先にある、その後の地域にも建設の仕事は関わります。

図面の線を、現場のかたちへ。

同社の設計部門は、CAD・BIMによる設計と、施工会社としての経験を生かした設計段階のコスト管理を担います。工場・倉庫などでは、システム建築のyess建築も選択肢の一つです。
一方、建設には、ほかの設計者と協力して図面をかたちにする仕事もあります。青木医院の建替工事では、外観の大断面の羽目板について、先端をシャープに見せるために検討と調整を重ねました。
全体の姿をつくるだけでなく、端部の見え方まで確かめる。施主や設計者と意図を共有し、細部を施工へ落とし込む仕事です。青木医院では、施主・設計者の協力のもとで施工を進めました。
品質・環境を整え、災害に備える。
渡辺建設は、品質と環境に関するマネジメントの方針を公開しています。ISO9001に基づく品質管理と、ISO14001に基づく環境管理を通じ、業務の改善や環境負荷の低減に取り組んでいます。これらは、会社の業務全体を管理する仕組みです。
災害時には、自社も被害を受ける可能性があります。その中で重要な仕事をどう続けるかを定めるのが、事業継続計画、BCPです。同社は人命の安全を優先し、二次災害の防止や地域の復旧支援に関する方針を示しています。
この時間は、重要業務ごとに定めた計画上の目標です。平時の施工とは別に、被災時の役割を考えておくことも、地域に根差す建設会社の備えです。

| 重要業務 | 目標時間 |
|---|---|
| 関係行政機関との連絡調整 | 2時間以内 |
| 施工中現場の状況確認・二次災害防止 | 半日 |
| 災害協定業務への着手 | 1日以内 |
| 自社施工物件の点検・親密顧客の復旧支援 | 初期訪問について5日以内 |
現場を担う人を、育てていく。

建設の仕事を次へつなぐには、現場で働く人が学ぶ機会も大切です。公式の採用案内には、新入社員研修、安全研修、階層別研修が並びます。働き方や担当する業務が変わる中で、段階に応じた学びを設けています。
会社が必要とする資格については、受験料の負担、資格試験情報や模擬試験の提供、取得後の資格手当があります。試験を受ける前の準備から、取得した後の評価まで。仕事に必要な資格を目指す過程にも、会社の支援があります。
入社時の集合教育と、入社後の階層別・業種別の社内外教育も用意しています。設計、施工管理、現場作業など、異なる仕事を担う人の学びが、地域の建設を支える次の力につながります。
研修や費用支援の詳細、仕事内容や最新の募集条件は、公式採用サイトで確認できます。



