2008年、若者と地域をつなぐ活動から。
2008年7月1日、とちぎユースは任意団体として始まりました。当初は県内の社会起業家へのインタビュー、メールマガジン、交流会などを通じて、地域で行動する人の仕事や考えを伝えていました。
2010年4月にはNPO法人化。2012年には実践型インターンシップを外部の組織へ広げ、アイデアを育てるiDEA→NEXTも始まります。2013年には大学と連携する課題発見・解決型インターンシップへと活動が展開しました。
掲げるミッションは「若者の力を活かして、地域の課題解決・活性化を加速する」こと。活動する人を紹介するところから、若者自身が地域へ入って実践する機会づくりへ。その間をつなぐ役割を広げてきました。
2025年3月26日には認定NPO法人となっています。設立、法人化、認定は、それぞれ異なる節目です。歩みを支えているのは、若者の関心と地域の現場をどう結ぶかという問いです。

やってみたい、その手前から始められる。
地域を知るところから、アイデアを試すところまで。関わり方は一つではありません。とちぎユースの活動を六つの入口から紹介します。対象や募集時期はプログラムごとに異なります。






アイデアを育て、試し、伝える。
iDEA→NEXTは、地域や社会を良くしたいという思いを、実際のプロジェクトへ育てるプログラムです。完成した案の発表だけではなく、学びと実践の過程を組み合わせていることに特徴があります。
研修で考え方を学び、専門家や地域の実践者と対話する。現場を調べ、アイデアを試し、その経験を人前で伝える。考えたことを行動に移し、実際に起きたことから、次に試す内容を考えていきます。
研修→対話→活動・検証→発表
2012年度の開始以来、2026年8月時点で84の個人・団体が参加しています。個人・団体を単位とする参加実績であり、起業件数ではありません。
2025年度は3組が約4カ月の伴走支援を受け、2026年2月にファイナルプレゼンテーションを実施しました。学ぶ、話す、動く、伝えるという過程を経て、アイデアを自分たちの活動として説明する機会です。
2026年度も募集を行っています。年度ごとの対象や日程は、その年度の募集要項で決まります。

地域の現場で、次の一手を一緒につくる。

GENBA CHALLENGEは、学生や若手社会人などが企業・NPO等の現場へ長期に関わる実践型インターンシップです。組織の仕事を眺めるだけでなく、次の一手となるプロジェクトに参画することを目指しています。
そこで関わるのは、若者、受入組織、とちぎユースの三者。若者の興味や力と、現場で取り組みたいことの間に入り、プロジェクトを設計し、出会いを調整するのが団体の役割です。
若者受入組織とちぎユース
若者にとっては、社会の現場で自分の力を試す機会。受入組織にとっては、若者の視点に触れ、一緒に仕事を進める機会になります。双方の接点を組み立てる仕事です。
期間や活動内容は案件ごとに異なります。自分が関われる形は、相談窓口で一緒に考えます。
仲間と情報が、最初の一歩を近くする。
「よりも」は、栃木県内の25歳以下を対象とした若者コミュニティです。Slackによる日常のオンライン交流と、実際に集まるイベントを組み合わせています。
学校や勤務先の中だけでは出会いにくい人と話す。関心を共有し、相談し、自分とは違う活動に触れる。プログラムへ応募することだけでなく、人とのつながりを持つことも、地域へ関わる一つの入口です。
一方、あしかもメディアは、地域の人や仕事、イベント、学生の声を伝えています。法人の公式サイトが組織や事業の窓口なら、こちらは地域の情報を探す中で活動に出会える媒体です。
仲間に出会う接点と、情報に出会う接点。その二つを持つことで、関心が芽生えた段階の若者にも、地域とのつながり方を届けています。

一日から、地域の現場に触れる。

いきなりプログラムに応募するのは、少し勇気がいる。そんな人のための入口が、地域づくり活動1Day体験です。
地域活動の現場に一日だけ入り、イベントの補助やまち歩き、地域の人との交流に触れます。2026年前期は、8〜9月に体験の機会を設けました。
一日の体験で、地域に関わる自分の姿を想像してみる。そこから「よりも」やiDEA→NEXT、GENBA CHALLENGEといった次の入口へ進むきっかけになります。
一人の経験から、地域の活動が生まれる。
iDEA→NEXT2017修了生の木津英美里さんは、高校時代に落ち着いて勉強できる場所がないと感じた経験から、学習スペースのプロジェクトを始めました(2018年2月のインタビューより)。
iDEA→NEXTへの参加が実践のきっかけになり、活動支援金も実施の助けになりました。自分が困ったことを、ほかの誰かにも関わる地域の課題として捉え、実際の場づくりへ進んだ事例です。
インターン経験者の小野雅治さんは、大学で地域創生を学ぶ中で「栃木 インターン」と検索し、締切直前の募集を見つけたことが参加のきっかけでした(2023年6月のインタビューより)。
出発点は違っても、地域の実践へつながる道がある。二人の経験はそれを伝えています。いずれも当時のもので、現在の活動や所属とは異なる場合があります。

若者を受け止める、地域の側も育てる。

若者に挑戦を促すだけでは、地域との関係は続きません。相談できる人、活動を受け入れる組織、試すための機会も必要です。とちぎユースは、その周囲を整える活動にも関わっています。
※ 主催、事務局、運営協力、受入調整。それぞれの事業で役割を分担しながら、若者と地域の双方に接点をつくっています。
メンターを育てる
2026年6月28日には、若者の地域活動を支える人に向けたメンター育成研修を実施。講義や対話を通じて、支援する側の学びの機会を設けています。
若者団体の活動を支える
ミライチャレンジプロジェクトは、地域課題解決や活性化を目指す若者団体を、資金やメンター等で支援する仕組み。2026年2月には2025年度の成果報告会が行われました。
官民の若手と取り組む
うつのみや未来創造プロジェクトでは、運営協力やプロジェクトの伴走に関わっています。2026年度も、民間人材・学生と市職員がアイデアを考え、実践へ進む事業として参加者を募りました。
大学と現場を結ぶ
大学と連携した課題発見型インターンシップなどで、プログラム運営やコーディネートを担ってきました。学ぶ場と、地域で実際に動く場をつなぐ役割です。


