思うようにいかない。そこから、味をつくり直した。
オリオン餃子の出発は、順調ではありませんでした。立ち上げ当初は人気の餃子店を研究し、近い方向の味をつくりました。けれど、1号店も2号店も、思うような結果にはつながりませんでした。
そこで重ねたのが、宇都宮の餃子を食べ歩き、もう一度考えることでした。既にある味を追うのではなく、自分たちが食べたい餃子を探す。その中で見つけたのが、あっさりした方向とは違う、肉汁の多い濃厚な味わいでした。
選び直したのは、宣伝の言葉ではありません。肉汁をどうつくるか。肉と野菜をどう組み合わせるか。どんな皮で包むか。商品の中身へ立ち返り、牛脂と豚肉を使った味へ組み直していきました。
最初から完成していた一皿ではない。街の餃子と向き合い、自分たちの方向を見つける。その過程が、いま看板に掲げる商品の背景にあります。

肉7:野菜3。肉汁にも、設計がある。

「肉汁たっぷり」を、材料と形から見てみます。土台は、牛脂と豚の赤身の組み合わせ。肉汁とコクを重視して牛脂を選び、それに合う豚肉を使う。味の方向を、材料の選択から組み立てています。
肉と野菜の比率は7:3。餃子の幅は9cm、皮の厚さは0.9mm。
肉をしっかり感じる餡を、薄めの皮で包む。食べる前には見えない材料の組み合わせと、外側の皮の設計を、一個の中で合わせています。
本店では、餃子そのものに味を持たせ、タレなしでも楽しめる一皿として出しています。まず餃子自体の味を確かめ、そこから好みに合わせて楽しむ。濃厚さの理由を知ると、選ぶときの視点も変わります。
INSIDE THE GYOZA|基本商品の設計
基本商品の設計値。7:3は肉と野菜の関係で、餃子全体の70%が肉という意味ではありません。
※ この数値は基本商品の設計です。ユニオン餃子や各アレンジ商品、冷凍商品のすべてに同じ配合・寸法を当てはめるものではありません。
- No.1
牛脂+豚肉材料
- No.2
肉7:野菜3比率
- No.3
9cm幅
- No.4
0.9mm皮の厚さ
今日は、どの一皿から楽しもう。
基本の餃子を知ったら、次は食べたい方向から選ぶ。本店の商品には、にんにくの有無、香り、チーズの羽、たれなど、異なる入口があります。
※ ほかに水餃子や豚骨水餃子もあります。取扱商品、盛り付け、個数、価格は店舗によって異なるため、来店する店の最新メニューをご確認ください。

肉汁を主役に|オリオン餃子
にんにく入りの基本商品。肉汁と濃厚な味わいという、ブランドの中心を知る一皿です。
にんにくを使わない|ユニオン餃子
にんにくを使わないタイプ。その日の予定や好みから選べる、もう一つの看板商品です。
羽の食感を楽しむ|チーズ羽餃子
チーズでできたパリパリの羽を組み合わせた一皿。餃子に加わる食感で選べます。
香りを楽しむ|パクチー餃子
パクチーの爽やかな香りと肉汁を組み合わせた商品。香りで選ぶ楽しみがあります。
辛ねぎとマヨネーズ|ねぎマヨ餃子
辛ねぎとマヨネーズを合わせた一皿。基本の餃子とは違う組み合わせを楽しめます。
たれを変えて楽しむ|みそだれ餃子
味噌だれのバリエーション。餃子を何と合わせて食べるか、という視点から選べます。
宇都宮でつくり、冷凍で届ける。


店舗の一皿の先には、自宅で焼く冷凍餃子があります。オリオン餃子は自社工場で製造し、つくったらすぐに冷凍する。製造拠点は、宇都宮市簗瀬のセントラルキッチンです。
宇都宮市のふるさと納税返礼品にもなっている冷凍餃子は、1個20g。これは該当する冷凍商品の内容量で、店舗で提供する餃子すべての重さではありません。
餡、包まれた餃子、冷凍、パッケージへと順に見ると、店の名前と製造の場所が結び付きます。宇都宮の製造拠点は、地域の外から商品を選ぶ人との接点でもあります。
餡をつくる
冷凍商品の製造は、餃子の中身となる餡づくりから始まります。
皮で包む
つくった餡を皮で包み、一個の餃子の形にします。
冷凍する
製造した餃子を冷凍します。店舗で出す一皿とは別に、冷凍商品として届けるための工程です。
箱に詰める
冷凍した餃子を箱詰めし、冷凍配送で家庭へ届けます。

考えた味を、店で再現するために。
商品を考えることと、その商品を店舗で提供すること。その間をつなぐ仕組みも、オリオン餃子の仕事の一つです。
専用の食材、専用の調理器具、短期集中のオープン研修。この三つを組み合わせて、店舗のオペレーションを標準化しています。材料と道具を用意するだけでなく、扱い方を学ぶ機会までを含めた仕組みです。
工場で餃子をつくること、厨房で調理すること、客席へ一皿を届けること。それぞれの場面を分けて見ることで、商品開発の話が、実際に食べる時間へつながっていきます。


名前の出発点は、宇都宮の街にある。


「オリオン」という名前の着想は、宇都宮中心街のオリオン通りにあります。地元・宇都宮でブランドを育てたいという考えと、人気店になることへの願いを込めて名付けました。
本店の住所は、宇都宮市曲師町2-12。現在もオリオン通りの中にあります。看板の名前を知ってから通りを歩くと、店名と街の場所を一緒にたどれます。
一方、運営法人の本社と冷凍餃子の製造拠点は、宇都宮市簗瀬にあります。同じ所在地には、簗瀬工場直売所店もあります。
街中で食べる場所と、商品をつくり届ける場所。二つの拠点を見ると、宇都宮とのつながりは店名だけではないと分かります。
同じ看板でも、街に合わせた使われ方を。
餃子を食事の中心に選ぶ日もあれば、夜の一皿として楽しむ日もある。オリオン餃子は、餃子やラーメンの食事利用と、餃子居酒屋としての利用を組み合わせ、立地に応じて営業の比重を変えています。
店舗は、2026年9月時点で10店舗。栃木県は、本店、宇都宮駅東店、宇都宮東宿郷店、簗瀬工場直売所店、小山駅前店。茨城県は水戸南COMBOX店、つくば駅前店。群馬県の高崎駅前店、新潟県の長岡大手通店、長野県の長野権堂店にも広がっています。
宇都宮の街で育った商品の物語を、県外の店舗から知ることもできます。最新の営業日・時間、メニュー、利用条件は、公式サイトから各店の案内へ進んでご確認ください。






