群馬から、こんにゃくの新しい食べ方を。
マンナンライフの歩みは、1964年に鶴田征男氏が始めたこんにゃく製造業につながります。1969年に前身の鶴田食品工業株式会社を設立し、2007年に現在の社名となりました。
歴史の中には、食品だけでなく、こんにゃくをつくる機械の開発もあります。1970年にはこんにゃく粉を溶かしてかき混ぜる「鶴田式ホッパー」、1974年には生芋からこんにゃくの成分を取り出す「センチュリープラント」を開発しました。
素材をどのように扱い、商品にするか。その技術の蓄積を背景に、1979年には蒟蒻畑の原型となるゼリー、1992年には「蒟蒻畑」が発売されました。会社の起点と商品の発売年は異なります。

こんにゃく粉から始まる、商品づくり。


マンナンライフは、原料に群馬県産のこんにゃく粉を使います。原料を選ぶことと、食品へ加工することは、別々の仕事です。粉の特性を踏まえて、どのような味や食感にするかを考える工程が続きます。
原料に使うのは、厳しい基準で選び抜いた高品質のこんにゃく粉だけです。こんにゃく粉の不純物を取り除く独自の技術も、商品づくりを支えています。
商品は、いくつもの検査をクリアしてから出荷されます。白衣に身を包んだ担当者が検査室で確認を重ねることも、こんにゃく粉から始まる商品づくりの大切な工程です。
四つの商品群で、食感をつくり分ける。
同じ会社の商品でも、形や食感、原材料は商品ごとに異なります。ここでは、公式の商品一覧にある四つの商品群を紹介します。
四つの分類は、味の違いに加えて、形の違いも表します。カップ、粒とジュレ、パウチ、グミという違いには、異なる商品づくりがあります。現在の品ぞろえと各商品の詳しい情報は、公式の商品情報で確かめられます。
CUP蒟蒻畑
こんにゃく特有の弾力を楽しむカップタイプ。ぶどう味、白桃味などを展開し、果汁の味と食感を組み合わせています。ハート型の容器は、底をつまんで押し出して取り出す形です。
POUCHクラッシュタイプの蒟蒻畑
クラッシュした蒟蒻畑と果汁ジュレを組み合わせた、パウチ入りの商品群。「ライト」「プラス」などがあり、名称が近くても、配合や表示上の区分は異なります。
CRUSH & JELLY蒟蒻畑ララクラッシュ
クラッシュしたこんにゃくの粒と、ジュレの二つの食感を組み合わせています。粒の存在感と、その周りのジュレを一緒に楽しむ商品です。
GUMMYぎゅぎゅっと特濃蒟蒻畑
2025年に登場したグミタイプ。蒟蒻畑らしいかみ応えや果実の味わいを、一粒へまとめた商品です。カップ入りの蒟蒻畑とは別の商品で、原材料や食感の違いも楽しめます。
ハートの形には、取り出し方の工夫がある。


蒟蒻畑で見慣れたハート型の容器。その形は、底をつまんで中身を押し出せるよう、改良を重ねた容器です。
ふたをゆっくり開け、容器の底をつまむ。中身を吸い込むのではなく、押し出して取り出すための工夫です。味をつくるだけでなく、食べるときの動作に関わる包装も、商品を構成する大切な部分になっています。
容器の改良は、何度も重ねてきたものです。ふたの開けやすさ、押し出しやすさ、手の中での持ちやすさ。形を変えるたびに、食べる人の手元の動きを観察し、試作と検証を重ねてきました。
ハートをかわいい意匠として眺めるだけではなく、「どのように取り出すための形か」を知る。見慣れた商品にも、つくる側の判断が隠れています。

同じ味を届けるために、調合と包装を確かめる。
商品開発部では、蒟蒻畑をはじめとする主力商品のフレーバー開発や、こんにゃくを使った新しい商品の開発と研究に取り組んでいます。味のイメージやアイデアを実際の形にするため、思い描いた味ができ上がるまで、何度も試作を繰り返します。
一方、生産現場では、原料の計量、タンクへの投入、機械の動作、包装の状態などを工程ごとに確認します。甘楽工場の担当者は、果汁などを調合して次の工程へ送り、調合液の糖度も測定します。品質保証の担当者による菌検査も、同じ味を安心して届けるための大切な仕事です。
試作の一回がおいしくできることと、製品として継続して届けること。その間にある、確かめながらつくる仕事です。完成した商品の手前に、計量や調合を担当する人の作業があります。
なお、ここで取り上げたのは会社が公式に伝える仕事内容の一例です。配合や装置、製造の順序は、商品によって異なる場合があります。


品質の管理を、原料から包装まで。

公式の品質方針では、工場にHACCP手法を導入し、曽木工場で食品安全マネジメントシステム「FSSC22000」の認証を取得しています。原料の受け入れから製造、包装、出荷まで、工程ごとに管理の基準を設け、記録を残す仕組みです。
品質保証の担当者は、調合液の糖度や包装の状態を日々確かめます。同じ味、同じ食感を全国の売場に届けるには、つくるたびに確認を繰り返す地道な作業が必要です。
商品の表示も、品質の一部です。原材料、アレルゲン、賞味期限、保存方法は商品ごとに異なります。手元のパッケージと公式サイトの商品情報が、選ぶときの基準になります。
「トクホ」と「機能性表示食品」を、商品ごとに。
マンナンライフには、特定保健用食品と、機能性表示食品として案内される商品があります。たとえば、ララクラッシュぶどう味とクラッシュタイプの蒟蒻畑ライトぶどう味は、特定保健用食品です。一方、クラッシュタイプの蒟蒻畑プラスシャインマスカット味は、機能性表示食品です。
「特定保健用食品」は食品ごとに国の審査と許可を受ける制度です。「機能性表示食品」は、事業者の責任で科学的根拠などを届け出る制度であり、国の個別審査を受けるトクホとは仕組みが異なります。
いずれも、区分は商品ごとに決まります。摂取目安、対象者、関与成分、注意事項は商品単位で異なります。食事全体とのバランスを踏まえ、選んだ商品の表示を確認することが基本です。


群馬でつくり、全国の売場へ届ける。


商品は、工場で完成したあとも、売場へ届くまで仕事が続きます。マンナンライフには、開発・生産・品質保証だけでなく、受注や配送の手配を担う仕事、卸・小売店へ商品を案内する仕事があります。
営業部は、群馬を拠点に出張やオンライン商談で全国の取引先とやりとりします。工場の仕事と売場の仕事を、同じ会社の中でつなぐ体制です。
一般向けには、公式サイトに商品情報とお客様相談室があります。相談室では、商品や表示についての質問に答えています。味や形だけでなく、表示と相談先も含めて届けることが、つくる会社と使う人の接点になります。



