地域の声と一緒に育った、食の複合拠点。
ララカフェは、2011年6月に宇都宮で開業した自然食品の店です。運営するのは、2007年設立の株式会社ララ。最初は小さく始まり、玄米、発酵食品、植物性食品を学び、スタッフや利用者の声を聞きながら、商品と活動を少しずつ増やしてきました。
現在は、自然食品の販売、惣菜・弁当、イートイン、料理教室、レンタルスペース、子ども食堂と、食を中心にいくつもの役割を持つ場所になっています。2019年に子ども食堂を始め、2024年には、子ども、障がいのある人、高齢者がつながる「共生の居場所」づくりへ活動を広げました。完成した店を見せるよりも、地域に必要とされるものを聞きながら育ててきたことが、ララカフェの原点です。


ローカル&体に優しい。

ララカフェのコンセプトは「ローカル&体に優しい」。柱になるのは、日本の食卓になじみのある玄米、植物性食品、発酵食品です。その土地で採れた旬をいただく「身土不二」、食材をできるだけまるごといただく「一物全体食」という考え方を、店の品ぞろえと惣菜に落とし込んでいます。
店頭には地元の食品や曜日限定の野菜が並び、惣菜には大豆ミート、車麩、豆乳を取り入れています。特別な日の完璧な食事よりも、いつもの買い物で地域の旬を選ぶ。肉以外の食材も試す。味噌や麹を食卓に取り入れる。からだへの配慮と地域を大切にすることを一つにして、毎日続けられる形に整えているのが、ララカフェらしさです。
毎日のごはんに、やさしい選択肢を。
ララカフェは、テイクアウトを中心に、和・洋・中の弁当、惣菜、揚げ物、サラダ、飲み物を提供しています。食事の中心にあるのが酵素玄米。玄米と小豆、塩を一緒に炊き、一定期間保温してもっちりと仕上げたごはんです。
代表の「幕の内ララ弁」は税込1,650円。酵素玄米に、植物性のおかず、季節のサラダ、副菜、デザートを組み合わせ、内容は季節によって変わります。動物性食品も使いながら、日常の食事に植物性の選択肢を増やす店。日常のランチのほか、撮影、ツアー、研修、会議、イベントの弁当にも対応しています。
まとまった数は、10個以上なら受取の1週間前、30個以上なら1か月前までに相談できます。


店で食べた考え方を、家庭へ持ち帰る。

自然食品の売場では、調味料、加工食品、飲料、お菓子、植物性食品など、1,000点以上の商品を扱っています。この売場の価値は、品数の多さに加えて、カフェで使われている大豆ミートや車麩、豆乳、調味料を食べてから、家庭で使う食品を選び直せることにあります。
店で一食を食べたあとも、「この食材なら家でも使えそう」「いつもの料理を少し変えてみよう」と持ち帰れる。惣菜、弁当、売場が同じ場所にあることで、完成した料理と、その背景にある食材選びがつながります。地元産・有機・無農薬かどうかは、商品ごとの表示で確かめられます。
食べるだけでなく、つくることも伝える。
ララカフェでは、味噌、塩麹、醤油麹、梅干し、酵素ジュース、ぬか床の料理教室を続けてきました。どれも、かつては家庭で作られることの多かった保存食や発酵食品です。買えばすぐ手に入る時代だからこそ、材料に触れ、仕込む時間を知り、自分で作る経験を次の人へ渡していきます。
大豆ミートや車麩の使い方を学ぶ教室もあり、昔ながらの知恵と、今の食卓に取り入れやすい選択肢の両方を伝えています。株式会社ララは、宇都宮市の食育に関する登録制度でも企業・学校部門の登録を受けています。食べる人を増やすだけでなく、作り方を知る人を増やすこと。これが、ララカフェの食育です。

水も、食材も。できることから。

GOOD CYCLEは、身近な店の小さな工夫からも始まります。ララカフェは給水スポットに登録していて、マイボトルへの給水ができます。
外出先でマイボトルへ水を補給する。必要な分だけを選ぶ。食材をできるだけまるごといただく。一つひとつは小さな選択でも、毎日の買い物と食事の中で続けられます。地域の旬を選ぶこと、食材を大切に使うこと、使い捨てを減らすことを、日常で実践している店です。
一皿が、誰かの居場所になる。
ララカフェ本店では、2019年3月から子ども食堂を続けています。毎週土曜日、中学生までの子どもに無料のカレーを提供し、駅東店でも第2日曜日に提供しています。寄付金や物資は食材に活用。2020年から2026年8月までの提供食数は8,647食にのぼり、2025年5月31日までの寄附合計は1,787,090円です。月に1回、子どもに関わる団体へ最大30食を届ける仕組みもあります。
支えは、食事の外にも広がります。イートインスペースを、子どもが勉強や読書、おしゃべりに使える「子どもの居場所」として開き、2024年8月からは、子ども、障がいのある人、高齢者がつながる「共生の居場所」づくりへ広げています。一皿のカレーをきっかけに、子どもが安心して過ごし、家族や地域の人が関わり、次の支援が生まれる。食品の循環だけでなく、人のつながりも育てるのが、ララカフェの地域活動です。


三つの店舗から、毎日の食卓へ。
ララカフェは、宇都宮市内に三つの店舗を構えています。下荒針町の本店は、自然食品の売場とイートインに加えて、料理教室、レンタルスペース、毎週土曜日の子ども食堂、共生の居場所づくりまでを担う拠点です。活動の多くは、ここから始まっています。本店の売場には地元の食品や曜日限定の野菜が並び、イートインでは店の惣菜をその場で味わえます。料理教室や子ども食堂の開催日は、本店の公式サイトで発信しています。
元今泉の駅東店と、竹林町の竹林店は、酵素玄米の弁当や惣菜、自然食品を、暮らしの近くで選べる店です。本店で育てた「ローカル&体に優しい」の考え方を、それぞれの地域の毎日の買い物へ広げています。営業時間と定休日は店舗ごとに異なり、本店は11:00〜18:00で月曜定休、駅東店は10:00〜18:00で月曜定休、竹林店は10:30〜18:30で月・木曜定休です。
どの店でも、地元の旬を選ぶこと、植物性の選択肢を増やすこと、食材を大切に使うことは共通です。店で食べた一皿が、家庭の食材選びに変わり、次の誰かの一皿につながる。三つの店が、それぞれの場所で同じ考え方を続けていることが、宇都宮の日常にララカフェの食を根づかせています。三つの店舗の最新情報は、それぞれの公式サイトで発信しています。


