1945年、街のお茶屋から始まった。
京屋茶舗のルーツは、1945年から続く宇都宮の日本茶専門店です。茶を扱う仕事、九星(家紋)を用いたシンボル、旧店舗の部材。これらが世代を越えて受け継がれてきました。
お茶屋の仕事は、茶葉を販売することの先にもあります。季節、湯の温度、茶葉の量、器、相手に合わせて、一杯の時間を整えること。人が立ち止まり、言葉を交わす場所をつくること。
京屋茶舗が現在、森のレストランやイベント、キャンプまで活動を広げている背景にも、この「人を迎えるお茶の場」という原点があります。
名前も、梁も、受け継いで森へ。

京屋茶舗は、宇都宮市中心部から、市北部の篠井富屋連峰の麓へ場所を移しました。現店舗は2015年5月にプレオープンしました。新しい場所は、森や川、鳥の声、季節の変化を感じられる環境です。
移転の際、古いものも新しい店へ受け継ぎました。旧店舗で使われていた築140年以上の梁を、新しい店へ移築。宇都宮の土地を象徴する大谷石とともに、現在の和とモダンが重なる空間へ生かしました。古い梁を、飾りよりも、新しい店の構造と時間を支える役割へ変えたことが、この場所の象徴です。
店名も、茶屋の文化も、建物の一部も受け継ぎながら、街中の日本茶専門店から、森で食事や自然を楽しむ場所へ更新する。京屋茶舗のGOOD CYCLEは、過去を保存するよりも、次の時代に必要とされる役割へつなぎ直すことから始まっています。
日本茶を、飲むだけでなく、食べる楽しさへ。
現在の京屋茶舗では、日本茶を飲み物だけでなく、料理、菓子、デザートへ広げています。抹茶バスクチーズケーキ、抹茶アフォガード、京あんみつ、抹茶ティラミスと小豆白玉の和パフェ、ほうじ茶の米粉ガトーショコラ、濃抹茶の米粉ロールケーキなど、お茶を主役にしたメニューがそろいます。
事前予約のランチコースでは、グラス冷茶、サラダ、メイン、季節のデザート、選べるドリンクを一つの流れで味わえます。
茶葉の苦み、香り、甘みを、乳製品、豆乳、小豆、果物、米粉などとどう合わせているのか。1945年から茶を扱ってきた店だからこその、素材の選び方があります。
※ 単品価格・提供中の商品・予約条件は季節や日によって変わります。最新のメニューは公式サイトをご確認ください。



地元の実りを、一皿とひと瓶に。

京屋茶舗の料理には、周辺の農園や直売所と近い環境を生かし、地元の農産物が取り入れられてきました。料理には地元農産物を多く使い、米は栃木県産です。過去には、栃木県産コシヒカリ、地元の平飼い卵、篠井産のリンゴなどを使った料理も取り上げられました。
オンライン商品では、篠井・宇都宮産のビーツを使った「ミヤノビーツ万能ドレッシング」を、地域農家と開発・監修した事例があります。土地で育ったものを、料理、菓子、ドレッシング、土産へと変える。生産者の仕事と、食べる人の時間を、茶舗の台所と売り場が結びます。
ただし、季節や年によって使う食材や仕入れ先は変わります。
お茶の場から、人と自然が出会う場へ。
京屋茶舗の価値は、メニューの外にも広がっています。森や川を望むウッドデッキ、木々の間を通る風、薪ストーブ、季節ごとに変わる景色。店を訪れること自体が、一杯のお茶を味わう体験の一部になっています。
屋外テラスではペット同伴も可能で、子ども連れや団体での利用、テントやツリーデッキ、日帰りキャンプ、会合やセミナー等にも対応しています。茶屋だった場所が、家族、友人、ペット、地域団体、アーティストが、それぞれの過ごし方で集まる場所へ広がりました。
地方創生の仕事は、地域の商品を外へ売ることに加えて、もう一つあります。「またこの場所へ来たい」と思える時間をつくり、森、農産物、店、人の関係を少しずつ増やすことも、地域の価値を育てる仕事です。京屋茶舗は、日本茶を入口に、宇都宮北部を目的地として訪れる理由をつくっています。
こんな過ごし方ができます

お茶とスイーツ
日本茶、抹茶・ほうじ茶スイーツ、軽食、ランチ。
森での滞在
テラス、家族、ペット、日帰りキャンプ、自然の中での時間。
イベント・団体
ライブ、会合、セミナー、団体、貸切等の相談。
音楽も、探鳥会も。森に人が集う理由。
京屋茶舗では、飲食以外の文化・自然体験も積み重ねられてきました。2015年から2017年には、「100万人のクラシックライブ」の会場として複数回のコンサートを実施。音楽を通じて人と人、人と自然、地域の魅力に気づくきっかけをつくる。そんな考えが根底にあります。
2017年には、日本野鳥の会による初心者向け探鳥会の集合・交流拠点となりました。森や川で鳥を観察した後、お茶と菓子を囲んで交流する。自然体験と茶の時間が一つにつながります。2022年の音楽イベントでは、アーティストとのコラボ茶を製造し、ドリップパックとして販売しました。会場で味わった体験を、商品として持ち帰れる形へ変えた事例です。
ライブ、探鳥、キャンプ、コラボ商品。京屋茶舗は、場所を貸すだけでなく、日本茶と森を中心に、異なる文化が交わる余白をつくってきました。
クラシックライブ
2015〜2017年、コンサート会場として複数回開催。
探鳥会の拠点
2017年、初心者向け探鳥会の集合・交流拠点として利用。
コラボ茶
2022年、音楽イベントでアーティストとのコラボ茶・ドリップパックを企画。
受け継ぐ。地元でつくる。森でつながる。次へ育てる。
受け継ぐ
店名、茶の文化、九星(家紋)のシンボル、旧店舗の梁、大谷石。世代を越えて残してきたものを、現在の店で生かします。
地元でつくる
栃木県産米や地域の野菜・果物を、料理、菓子、加工品へ変えます。生産者と食べる人を、茶舗の台所と売り場が結びます。
森でつながる
日本茶、食、テラス、音楽、探鳥、キャンプを通じて、人と自然、人と人が出会う時間をつくります。
次へ育てる
受け継いだものを今の形へひらき、次の世代が訪れ、使い、語りたくなる体験や商品へ更新します。

