1937年から、日光とともに。
始まりは1937年。創業者の長島昇氏は5歳で和菓子店へ丁稚奉公に入り、菓子づくりの道を歩み始めました。やがて妻のアキ氏とともに、旧今市市(現在の日光市)で小さな和菓子店を開きます。
「日昇堂」という屋号には、自らの名「昇」と、日が昇るように商売が伸びてほしいという願いが込められました。創業期は行商で販路を広げ、日光・鬼怒川の観光とともに歩んできました。
1953年10月1日には株式会社日昇堂を設立。店頭から観光地の店舗へ、さらにカフェ、オンラインショップへと、届け方を広げてきました。日光の入口・今市で始まった菓子店が、旅の記憶を持ち帰るための菓子をつくり続けてきた。それが、いまの元祖 日昇堂です。

受け継がれたのは、羊羹の味と職人の手。


日昇堂の原点にあるのは、羊羹づくりです。井戸から水をくみ、一本ずつ人の手でつくってきた技は、いまの職人へ受け継がれています。竹皮に包まれる「日光はじまり羊羹」は、その歴史を今へ伝える一本です。
受け継いでいるのは、形の奥にあるものです。餡の状態を見て、素材と火に向き合う職人の感覚そのもの。数字の先にある判断の積み重ねが、味を決めます。その感覚は羊羹だけにとどまらず、のちに生まれる新しい菓子にも生きています。
日光の記憶を、お菓子の形に。
元祖 日昇堂のお菓子には、日光で過ごした時間を持ち帰るための工夫があります。「きぬにしき」は国産小麦の生地と小豆を合わせた和洋折衷の菓子。全国菓子大博覧会の大賞を受賞し、日光東照宮の献上品にも認定された商品です。
「三猿もなか」は三猿の意匠に、くるみとキャラメルを合わせたもなか。「日光ラスク」のパッケージには、陽明門、三猿、眠り猫、いろは坂など、日光の名所が描かれています。日光らしさは、文化、意匠、名前、物語、旅の途中で選ぶ体験の組み合わせから生まれています。
動画でみる、元祖 日昇堂
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日光はじまり羊羹
竹皮に包まれた、創業から受け継ぐ羊羹の技を象徴する一本。この店がどこから始まったのかを、そのまま味で伝えます。
きぬにしき
国産小麦の生地と小豆を合わせた和洋折衷菓子。全国菓子大博覧会の大賞を受賞し、日光東照宮の献上品にも認定された商品です。
日光ラスク
和菓子職人の技を生かした新しい定番。複数のフレーバーとギフト仕様があります。
三猿もなか
三猿をかたどり、くるみとキャラメルを合わせたもなか。土地の記憶を、手のひらサイズの形にしています。
守るために、新しくなる。


日昇堂が大切にしている創業者の言葉は、「伝統とは革新の連続である」。伝統を守るとは、昔の形を時代に合わせて動かし続けること。その時代の人が食べたい、贈りたいと思う菓子へ、受け継いだ技を生かし直す。日光ラスクや三猿もなかが、その代表例です。
2017年に公式オンラインストアを開設。2019年には旧日昇堂日光本店を全面改装し、新ブランド「TENTO chocolate」の拠点へ変えました。餡や羊羹とチョコレートを組み合わせる「ANN & YOUKAN」、栃木県産とちおとめを使う商品など、和菓子店だからこそ生まれる表現があります。和菓子の技を軸に、別の素材で試す、という順序です。
2021年にはNIKKO RUSK CAFEが開き、菓子を買う場所から、日光で過ごす場所へ接点が広がりました。変えてはいけないものを見極め、必要な変化には踏み出す。その積み重ねが、いまの日昇堂です。
和菓子の技から生まれた、新しい定番。
日光ラスクは、和菓子職人の技を新しい定番へ変えた象徴です。熟練の職人が、和菓子の技術を用いて一つずつ製造しています。一口サイズと複数の味。旅の土産、贈り物、家庭のおやつへと用途が広がり、日光に暮らす人が誰かに勧めるものにもなりました。
累計100万個を突破し、2022年には10周年企画も行いました。パッケージには陽明門や三猿。配り終えたあとも、日光の景色が箱に残ります。
※ 累計100万個は公式サイト掲載の数値です。


お土産から、日光で過ごす時間へ。
挑戦は、商品だけでなく場所にも広がっています。買って帰るお店から、日光で選び、食べ、休む場所へ。ブランド拠点の3つに加えて、道の駅 日光ニコニコ本陣内にも元祖 日昇堂の店舗があります。2026年11月2日には、日光・西参道に新店舗「元祖日昇堂 猿むすび」がオープンします。
※ 営業時間・定休日・取扱商品は変わります。店舗の最新情報は、公式サイトで発信しています。
TENTO CHOCOLATETENTO chocolate
日光東照宮から徒歩10分。2019年、旧日昇堂日光本店を全面改装して誕生しました。長く使った店舗を新しいブランドの入口へ変えたこと自体が、「伝統とは革新の連続である」を建物で表しています。
NIKKO RUSK CAFENIKKO RUSK CAFE
日光ラスクの専門ショップと、2階のカフェ。旅の途中で選び、そのまま座って食べ、休めます。菓子を買う場所から、日光で過ごす場所へ接点を広げた拠点です。
COCONOJI MARCHÉCOCONOJI MARCHÉ
宇都宮駅東口のウツノミヤテラス内にあるショップ&カフェ。日光で育てた商品に加え、栃木県産の素材を使う商品を、宇都宮の暮らしと交通の結節点へ届けています。
MICHI-NO-EKI NIKKO道の駅 日光ニコニコ本陣
日光市今市の道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の中にある、元祖 日昇堂の店舗。日光の旅の途中で、羊羹やラスクなど日昇堂のお菓子を選べます。
NEW|11月2日オープン元祖日昇堂 猿むすび
日光・西参道の新店舗。「日光に、新しいご縁の場所。」をテーマに、縁結びをテーマにした串の和菓子や、三猿をモチーフにしたバタードック、黒豆ほうじ茶などのお茶のドリンクを扱います。
住所:栃木県日光市安川町10番地20
電話:準備中
受け継いだ味を、そのまま次へ。
受け継ぐ相手は、自社の外にも広がっています。元祖 日昇堂は、バウムクーヘンの店「バウムハウス樹凛」を引き継ぎました。屋号は「バウムハウス樹凛」のまま、日昇堂が直営するブランドです。商品も、つくり方も、これまで積み上げてきたものをすべて残したうえで、日昇堂の菓子づくりと並べて育てていきます。
羊羹から始まった技が、ラスクへ、チョコレートへ、そしてバウムクーヘンへ。「伝統とは革新の連続である」という言葉は、他所で育った味を受け継ぐという形にも広がっています。


地元の人が、誰かに持っていきたくなるものを。


日昇堂は、観光で訪れた人に加えて、地元の人に選ばれることも大切にしています。目指しているのは「地元の人が県外へ持っていきたくなる商品」。地域の人が家族や取引先へ渡したくなるとき、菓子は日光への誇りを地域の外へ届けるものになります。旅の人が買う土産は日光の入口。地元の人が選んで贈る菓子は、そこに暮らす人自身の評価です。
公式オンラインショップは、手土産、季節の挨拶、祝い事、法要、景品、大口注文などに対応。売り場で届く声を商品づくりへ生かすことも、地域との関わりです。
日光ラスクの累計
公式サイト掲載の累計100万個突破。旅の土産としても、地元からの贈り物としても選ばれてきた結果です。
複数年にわたるデザイン評価
三猿もなか、栃の葉サブレ、TENTO関連商品、COCONOJI PLUSへ。地域の見せ方を更新し続けた流れが、外部の評価としても確認できます。
地域資源として
日光はじまり羊羹と日光ラスクは、日光市のブランド戦略で地域資源の一つに位置づけられています。

