TOP
杉林の中で、くわを手に土を整える二人

栃木県佐野市

GOOD CYCLE PARTNER#66

エコロジーオンラインとは知ることを、地域で動く力に。

Ecology Online(EOL)GOOD CYCLE FES UTSUNOMIYA 2026 パートナー

森に入り、
電気をつくり、
声に耳を傾ける。

森に入り、手を動かす。太陽の光から電気をつくる。ラジオで、まだ知らなかった暮らしや経験に触れる。特定非営利活動法人エコロジーオンライン(EOL)は、栃木県佐野市を拠点に、環境情報の発信を出発点として、人が実際に関われる活動を広げてきた団体です。2000年から続く歩みと、佐野の里山、地域や海外での実践から、環境と暮らしをつなぐ仕事をたどります。

01
About

環境の話を、暮らしの中の一歩へ。

環境について知ったあと、自分はどこから関われるだろう。EOLが設立時から大切にしてきたのは、情報や知識を共有し、インターネットで生まれたつながりを現実の行動へ移していくこと。設立趣意には、地域ごとの個性や、人のつながりを大切にする考えも込められています。

ウェブの記事を読むことも、ラジオを聴くことも、森に入ることも、その入口になります。EOLの公式サイトには、環境のニュースに加えて、里山での作業、発電装置の製作、海外での活動の記録が並びます。遠く感じられる課題を、場所や人、手を動かす経験から考えられるようにする。その発信と実践が、団体の活動をつないでいます。

持続可能な社会づくりにつながる学びを支える「地域ESD活動推進拠点」にも登録され、地域に応じた学習や共同企画、情報発信の相談を受け付けています。個人が知る入口と、学校や地域の人が学びの機会をつくる入口。その両方があります。

ラジオ局のスタジオで、マイクの並ぶ机を囲んで座る3人
ラジオのスタジオも、環境を伝える現場の一つ
02
Origin

音楽の仕事から、環境を伝える道へ。

収録用マイクの前で、手を組んで考える理事長の上岡裕さん
音楽と情報発信の仕事を、環境活動へつなげてきた上岡裕さん

理事長の上岡裕さんは、音楽業界でアーティストの宣伝を担当していました。公式の設立経緯で上岡さんは、1989年、仕事で訪れたタイ・バンコクで都市開発や大気汚染を目にしたことが、暮らしと環境について考えるきっかけになったと振り返っています。

1991年に米国へ渡り、環境運動やネットワークによる情報のやり取りに触れたのち、ライターとして活動。環境、音楽、インターネットについて発信し、前身となるウェブサイト「普通の人のエコロジー」へつながりました。2000年から始まるEOLの歩みには、伝える仕事の経験が生かされています。

その後、音楽やキャラクターを用いた環境の啓発、再生可能エネルギーの普及、被災地での支援へと活動が広がりました。2017年度には新エネ大賞の新エネルギー財団会長賞(普及啓発活動部門)、2018年度には地球温暖化防止活動環境大臣表彰(対策活動実践・普及部門)を受賞しています。

03
Activities

森も、電気も、音楽も。参加の入口は身近にある。

EOLの活動を、関心に合わせて選べる六つの入口に整理しました。読む、聴く、体験する、協力する。関わり方を考えるときの手掛かりにしてください。

どの入口から始めても、ほかの活動とつながっています。記事で知った里山の作業に参加してみる。発電の講座で、海外の協力に関心を持つ。一つの関心が、次の関わりを呼び込みます。

エコロジーオンラインの旗の下、発電装置や資料を並べた出展ブースに立つメンバーたち
発電装置や冊子を並べた、エコロジーオンラインの出展ブース
INFO

環境情報・ラジオ

環境や気候変動の話題を、ウェブの記事やラジオで発信。日々の暮らしと社会の課題のつながりを知る入口に。

SATOYAMA

里山・自然体験

佐野の里山に人が関わり、自然を観察しながら手入れをする活動。子どもも大人も、現場の経験から地域の自然に触れる。

ENERGY

再生可能エネルギー・防災

「じぶん発電所」の普及や製作講座で、小さな太陽光発電に触れる。電気の仕組みと、日常や停電への備えを考える。

GLOBAL

海外環境協力

森林教育や植林、バイオガス、学校への小型太陽光設備の支援。現地の人々と、自然と生活のエネルギーを一緒に考える。

MUSIC

音楽とコミュニケーション

音楽やポップカルチャーを題材にした発信や交流。曲や思い出を入口に、人の経験や時代に触れる機会をつくる。

VOICES

当事者の声・対話

病気や障害などについて、当事者自身が語る音声発信。さまざまな経験や悩みに耳を傾け、対話の入口をひらく。

04
Action

知る、つながる、試してみる。経験を次の人へ。

杉林の中に据え付けられた、丸太を組んだテーブルと椅子
2026年8月2日、参加者が職人の指導で組み立てた丸太のテーブルと椅子

一つの記事が活動を知るきっかけになり、現場での経験が次の発信になる。EOLの取り組みを、四つの場面に分けて見てみます。

順番は自由です。読むことや聴くことから始める人もいれば、相談から関わる人もいる。自分に合う場面から、気軽に一歩を踏み出せます。

KNOW

情報を知る

環境ニュースや活動報告、音声番組から、気になるテーマを見つける。現場へ行く前に、何が行われているかを知ることから。

LINK

人とつながる

地域の参加者、学生や教員、海外の関係者。活動ごとに異なる人が関わり、関心を共有する相手と出会える。

TRY

現場で試す

里山の手入れや発電装置の製作で、道具や素材に触れる。作業の中で生まれた疑問を、目の前の自然や装置と結び付ける。

SHARE

経験を伝える

作業の様子や見つけた変化を記録し、活動報告として届ける。参加していない人にも、現場を知る手掛かりを渡す。

05
Satoyama

佐野の里山で、自然と人の関わりを結び直す。

佐野市多田町では、里山コモンスクールなどの活動が続いています。里山に入り、手を動かしながら自然との関係を学ぶ場です。2026年8月2日には、丸太のテーブルと椅子を設置しました。参加者が職人の指導で接合部を削り、組み立てたものを分解して運び、設置場所を整えて据え付ける。木の形や組み方に触れながら、職人の技を学ぶ機会にもなりました。

同年10月5日の活動では、沢にたまった泥や杉の葉を取り除き、掘り出したものをわらや落ち葉と混ぜて山側へ戻しました。団体の活動報告には、水が流れ出したことや、小魚を見つけたことが綴られています。どこに水があり、手を入れた場所にどんな変化が見えるのか。里山の手入れは、具体的な観察と結び付いています。

自然を知る時間と、誰かと一緒に作業する時間が重なる場所。参加を考える人は、その日の作業内容や対象、服装、集合場所を募集ごとに確かめてから出かけましょう。

里山の活動・募集案内を見る →

沢の中に入り、泥をすくってかごやみに移す参加者たち
2026年10月5日、佐野市多田町で行った沢の手入れ
06
Energy

小さな発電所で、電気をつくる経験を。

机の上で、蓄電池や透明なケースを前に配線をつなぐ参加者の手元
2026年8月22日、宇都宮での「じぶん発電所」組み立て講座

「じぶん発電所」は、太陽光パネルや蓄電池などを組み合わせた小規模な発電システムです。EOLはその普及や製作講座に取り組み、電気を自分たちでつくる経験を環境の学びへつなげています。2026年8月22日には、宇都宮駅前で製作講座を開催。EOLの講師が作業を案内し、参加者自身が配線をつないで装置を組み立てました。

太陽の光を電気に変え、必要なときに使う。その仕組みを装置に触れながら考えると、日常の電気の使い方にも目が向きます。持ち運べる電源として、停電時の明かりや情報を得るための備えを考える活動にもつながっています。

どの機器に、どれくらいの電気が必要なのか。講座に参加する場合は、学べる内容に加え、扱う装置、材料や費用、持ち帰りの条件も確認すると、目的に合う学びを選びやすくなります。学校や地域で学ぶ機会をつくりたい場合も、対象や希望する内容を公式窓口へ相談できます。

じぶん発電所・防災の活動を見る →

07
Overseas

海の向こうでも、森と暮らしを一緒に考える。

2025年2月、EOLは大学の学生や教員と、持ち運べる太陽光発電装置を製作しました。その一部をバングラデシュのフリースクールへ贈る計画が進み、同年10月の活動報告では、装置が現地に届き、子どもたちの明かりとして使われていることが伝えられました。製作の経験が、別の場所の学びにつながった事例です。

マダガスカルでは、森林と生活に使うエネルギーを合わせて考える活動を続けてきました。2022年には、現地の住民や子どもたちが苗木を植え、その後も育ち具合を確かめながら下草を刈りました。植える日だけでなく、育てるための手入れにも人が関わっています。この植樹活動は現地のラジオでも発信され、参加する人と放送で知る人の両方へ届きました。

薪や炭に頼る調理の選択肢を増やすため、バイオガス設備の支援にも取り組んできました。2023年には、整備した設備でコンロに火がともりました。森を大切にすることと、日々の暮らしに必要なエネルギーを考えること。その二つを、現地の人々との活動で結んでいます。

海外での活動を読む →

白いタイルの台に置かれ、青い炎がともるバイオガスのコンロ
2023年、マダガスカルで完成したバイオガス設備のコンロ
08
Voices

音楽と声で、人がつながる入口をひらく。

マイクを手に、身振りを交えて語る上岡裕さん
声で伝えることも、EOLの大切な活動の一つ

環境の話に初めて触れるきっかけは、人によって違います。EOLは音楽やラジオも発信の入口としてきました。いまの活動には、気候変動を伝えるラジオや、80年代の音楽とポップカルチャーをテーマにした「MUSIC JOURNEY 80s」があります。音楽をめぐるウェブ発信やインタビューなど、人の経験や文化に触れる方法を広げています。

2026年に始まった「当事者ラジオ」は、病気や障害、生きづらさなどについて、当事者の経験や悩みを語り合う音声発信です。話す人の経験に、その人の言葉で触れられることが特徴です。

好きな音楽から聴き始めても、気になるテーマの番組から入ってもいい。画面の文章だけでなく、音や声を通して人の経験を知る機会が、EOLの活動に加わっています。

当事者ラジオの案内を見る →

09 / GOOD CYCLE

地域の自然、備え、学びを、続くつながりへ。

EOLの活動には、地域の自然と人が関わり続けるための四つの役割があります。

一つ目は、里山を、地域の学びの場にすること。身近な山や沢に入り、観察し、手を動かす。その場所で見つけた変化を共有することが、住む地域の自然を知り、関わり続けるきっかけになります。

二つ目は、再生可能エネルギーを、身近な備えにすること。小さな装置に触れる経験が、自分や地域で必要とする電気を考える入口に。停電時に確保したい明かりや情報を、普段の学びの中で具体的に考えられます。

三つ目は、経験や立場を越えて、関わる機会をつくること。地域の参加者、学生、教員、海外の人々、語り手と聴き手。現場作業に加え、企画運営や情報発信など、自分の経験を生かして協力する入口もあります。

四つ目は、地域の実践を発信し、次の担い手へ渡すこと。現場で行ったことを記録して伝えれば、離れた場所からも関心を持てる。地域の学校や団体が次の学びを考えるときの材料にもなります。

  1. 01
    学ぶ里山を、地域の学びの場に。
  2. 02
    備える再生可能エネルギーを、身近に。
  3. 03
    関わる経験や立場を越えて。
  4. 04
    伝える地域の実践を、次の担い手へ。

10 / Message

エコロジーオンラインの、ことば。

穏やかな表情でほほえむ、理事長の上岡裕さん

特定非営利活動法人エコロジーオンライン
理事長 上岡 裕

それぞれの地域の個性や人のオリジナリティーが花開く未来。

エコロジーオンラインの設立趣意に掲げられた言葉です。地球環境問題は、ひとりひとりの暮らしから生まれたもの。だからこそ、ライフスタイルを変えれば解決の道筋が見えてくる。インターネットで集めた知恵と人のつながりを現実の場へ移し、家族が互いの違いを認めあい、のんびりと日向ぼっこができるコミュニティーを取り戻す。その未来へ一歩ずつ歩む姿勢が、里山や発電、音楽と声の活動に通じています。

特定非営利活動法人エコロジーオンライン理事長 上岡 裕

11 / FAQ

よくあるご質問

会員でなくても活動に参加できますか?

参加条件は企画ごとにご確認ください。気になる活動を見つけたら、募集案内を読み、参加方法や受付状況を公式窓口へお問い合わせください。

里山活動には子どもも参加できますか?

子どもが参加した活動の記録があります。対象年齢、保護者の同伴、その日の作業、服装や持ち物は、募集ごとにご確認ください。

発電装置の製作講座を受けたいときは?

「じぶん発電所」の活動案内で、開催情報をご確認ください。内容や装置、材料、費用、持ち帰りなど、参加前に知りたい条件も相談できます。

学校や企業、地域団体での学びを相談できますか?

学びや共同企画は、公式窓口で相談できます。対象、目的、実施したい内容や時期をまとめておくと、希望が伝わりやすくなります。

会員になることと、個別企画への参加は同じですか?

会員制度は活動を支える仕組みの一つで、個別企画の申込みとは別です。各企画の参加方法は、募集ごとにご確認ください。

寄付で支える方法はどこで分かりますか?

公式の会員・寄付・協力の案内にまとまっています。支援したい活動がある場合は、現在の受付方法や対象を公式窓口で確かめられます。

ラジオや音声はどこから聴けますか?

公式サイトの番組・活動案内から視聴先をご確認ください。扱うテーマや配信先を見て、関心に合う番組を選べます。

次回の開催情報や連絡先はどこで確認できますか?

最新の活動・募集案内と、公式のお問い合わせページをご利用ください。参加や訪問を希望する場合は、日時、集合場所、受付方法を事前にご確認ください。

12 / Information

エコロジーオンライン団体の情報

団体名特定非営利活動法人エコロジーオンライン(EOL)
代表理事長 上岡 裕
拠点栃木県佐野市
活動の始まり2000年
主な活動環境情報・ラジオ/里山・自然体験/再生可能エネルギー・防災/海外環境協力/音楽とコミュニケーション/当事者の声・対話
登録地域ESD活動推進拠点(2018年登録)
会員・寄付会員・寄付・協力の案内を見る
公式サイトeco-online.org

読む・参加する・相談する。次の一歩の入口。

環境の情報を知る、企画に参加する、学びや協働を相談する、会員や寄付で支える。まずは一つの記事や番組から、自分の関心に合う入口を探してみてください。

More partners

ほかのパートナーも見る