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実った稲の束を手に田んぼに立つ阿久津農園の二人

栃木県大田原市

GOOD CYCLE PARTNER#57

阿久津農園とは大田原市宇田川で、 ゆうだい21を育てる米農家

AKUTSU NOUENGOOD CYCLE FES UTSUNOMIYA 2026 パートナー

田んぼの工夫を、
一膳のおいしさへ。

栃木県大田原市宇田川で、代々の米づくりを受け継ぐ阿久津農園。五代目の阿久津政英さんが、栃木で生まれた品種「ゆうだい21」を育て、「日々、」と「誇り。」という二つの銘柄で届けています。苗をどう育てるか。田んぼへ、どのように植えるか。毎年の工夫は、収穫した米の名前にも込められています。農園の歩みと田んぼでの判断から、一膳のごはんの背景にある仕事をたどります。

01
Fifth Generation

五代目が引き継ぐ、大田原の米づくり。

栃木県大田原市宇田川。那須連山から流れる伏流水に恵まれたこの地で、阿久津農園は代々米づくりを続けてきました。五代目の阿久津政英さんは、父が培った経験を引き継ぎながら、新しい技術や知識を取り入れています。

代々続く農家であることは、方法を更新し続けることでもあります。受け継いだ経験を土台に、その年の米づくりを考える。何よりも好奇心を大切に、自然と向き合いながら米を育てる農園です。

政英さんが目指すのは、大切な家族に心から食べさせたいと言える米。その思いから、農薬の使い方を見直す栽培に、小さな面積から少しずつ取り組んできました。家族への思いを、田んぼで何をするかという具体的な工夫へ移してきたことが、この農園の原点です。

田んぼの前に並ぶ阿久津正徳さんと政英さん
父・正徳さんと、五代目・政英さん
稲の様子を確かめる阿久津政英さん
稲の育ちを確かめる政英さん
02
Two Names

「日々、」の読点。「誇り。」の句点。

「日々、」と書かれた米袋
「日々、」
「誇り。」と書かれた米袋
「誇り。」

二つの銘柄には、名前の最後まで意味があります。

「日々、」の読点は、米づくりが現在進行形であること。栽培方法を含めて研究を続け、これからも変わっていく。その発展途上の思いを「、」に込めました。

「誇り。」の句点は、いま自分たちにできる最高の到達点。研究はその先も続きます。句点が示すのは、育て上げた米に向き合う生産者の姿勢です。

二つは、同じ農園が育てる同じ品種「ゆうだい21」の名前です。栽培への考え方を、それぞれの銘柄で伝えています。次の工夫へ続く読点と、その時点の仕事を受け止める句点。袋を選ぶときは、句読点にも目を向けてみてください。

03
Yudai 21

栃木で生まれた品種を、大田原の田んぼで。

「ゆうだい21」は、宇都宮大学農学部が開発した栃木県生まれの米の品種です。大学の別称「U大」、農場の雄大さ、稲穂が優れて大きいこと、そして21世紀の主役になってほしいという願いが、名前に込められています。

政英さんは食味コンクールで、他の生産者が育てたゆうだい21の受賞を見て、その食味の良さに気づきました。地元栃木で開発された米であることにも直感的に可能性を感じ、次の年から栽培を決めました。

育てる場所は大田原。近くを流れる蛇尾川の伏流水を田んぼに引き、山に囲まれた土地の昼夜の寒暖差が、米の味を支えています。

粒が大きく、粘りと甘みがあり、冷めても柔らかな食感が続く。品種の名前から入り、その米を育てる人と土地へ視点を広げられることも、阿久津農園を知る楽しさです。

実りを迎えた稲穂にとまるトンボ
実りの季節を迎えた田んぼ
朝日に照らされた水田
朝の田んぼ。水の管理と観察から一日が始まる
04
Weeding by Design

草を取るために、植え方から考える。

間隔をあけて植えた苗の列と除草機
間隔をあけて植えた苗の列
水田で使う除草機
除草機で、小さな草を浮かせる

農薬を使わない栽培で、政英さんがいちばん難しいと語るのが雑草への対応です。

そこで苗を密に植える代わりに、株の間隔を広げ、縦と横の両方向から除草できるようにしました。草が伸びる前、田植えの段階から、その作業ができるよう組み立てています。

間隔を広げるのは、草を取る仕事を続けるため。植え方から考えるという判断です。田植えのあとには除草機で草を浮かせ、小さいうちに手を入れていきます。

使わないものを決めることと、それに代わる仕事を考えること。稲の列を見るときは、育つ株だけでなく、その間の空間にも目を向けてみてください。

05
Try & Improve

田んぼごとに、次の工夫を重ねる。

工夫は植え方のほかにもあります。苗の背丈、田植えの時期、植える株数、田んぼごとの肥料設計。毎年新しいことを取り入れ、どうできるかを楽しみながら育てています。

「日々、」という名前が示す研究は、毎年変えてみる点を持ち、稲の育ちを見て考える姿勢に表れています。

水を張って育てる稲の苗
水を張って、苗を育てる
手のひらにのせた苗の根
芽より根。苗の育ちを確かめる
SEEDLING

苗を見る

ゆうだい21は苗の段階から背丈が伸びやすい品種。伸びすぎないよう、育苗から管理しています。

PLANTING

植え方を考える

株の間隔は、並べる数に加えて、後の除草作業と結び付けて考えます。

TIMING

時期を変える

田植えを3回に分け、穂が出る時期が夏の暑さのピークを避けるよう試しています。

FIELD

田んぼに合わせる

肥料の設計を田んぼごとに変えるなど、場所の条件を見ながら取り組んでいます。

06
On the Table

「日々、」と「誇り。」を、食卓へ。

土鍋で炊き上げたつややかなご飯
土鍋で炊き上げた、阿久津農園の米
田植えを終えたばかりの水田
田植えを終えた、ゆうだい21の田んぼ

農園では、農薬の使用を抑えて育てる米を「日々、」、農薬を使わない栽培の米を「誇り。」として届けています。購入するときは、選ぶ年産・商品に記載された栽培情報を確かめてください。

「日々、」は、大きな粒、しっかりした粘りと甘み、冷めても続く柔らかさが特徴。「誇り。」は、その特徴に加えて、品種独自の旨みをより強く感じられる米です。

価格、内容量、年産、在庫、発送条件は、購入時に公式ショップで確認できます。精米・玄米の選択も、同じ商品ページで行えます。

選ぶときの項目日々、誇り。
品種ゆうだい21ゆうだい21
名前に込めた思い研究を続ける営みいま目指す到達点
公式の商品案内精米・玄米の選択肢精米・玄米の選択肢
07
Awards

積み重ねた仕事を、受賞の記録から。

阿久津農園の米づくりには、日本最大級の食味コンクールで評価された記録があります。米・食味鑑定士協会の「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」で、阿久津政英さん(栃木県大田原市)のゆうだい21は、次の賞を受けています。

つくり始めた1年目に都道府県部門で金賞、翌年には最上位の国際総合部門で特別優秀賞。そして2021年、念願だった国際総合部門の金賞を受けました。これらは各大会へ出品した米に対する記録です。

2022年には「世界最高米」の原料認定米にも選ばれました。受賞の肩書きから一歩進み、どの土地で、どんな工夫を重ねた人なのかへ関心を向けてみてください。

国際総合部門金賞の受賞者として阿久津政英さんの名前が映し出された画面
国際総合部門・金賞の発表(2021年・第23回)
賞状を手に田んぼの前に立つ阿久津政英さん
賞状を手にする政英さん
開催年・大会部門賞
2018年・第20回都道府県代表 お米選手権金賞
2019年・第21回国際総合部門特別優秀賞
2021年・第23回国際総合部門金賞
2024年・第26回都道府県・海外地域代表 お米選手権特別優秀賞
08
From Field to Table

地域の売場から、遠くの食卓まで。

ゆうだい21を使ったお米ジェラート
ゆうだい21を使った「お米ジェラート」

阿久津農園の米は、農園の公式オンラインショップで購入できます。産地へ出かける機会がなくても、「日々、」「誇り。」の名前や農園の考え方を読み、商品を選べます。

地域では、大田原市ブランド推進協議会の認定品に「阿久津家のこだわり米(ゆうだい21)」が選ばれています。地元のマルシェや道の駅、宇都宮・鹿沼の農産直売所「あぜみち」など、地域の売場でも出会えます。宇都宮の和食店では、土鍋で炊いたご飯として味わえたこともあります。

ゆうだい21を使った「お米ジェラート」が、道の駅那須与一の里で販売されたこともありました。米袋に記された名前が、田んぼで働く人の存在を、地域の売場から遠くの食卓まで届けています。

取り扱う銘柄や入荷日は、それぞれの売場で確かめられます。入荷は時期によって変わります。

09 / Good Cycle

大田原の米づくりを、次の選択につなぐ。

阿久津農園には、地方創生につながる三つの役割があります。

一つ目は、大田原で米づくりを続けること。那須連山の伏流水に恵まれた宇田川の田んぼで、五代目が父の経験を引き継ぎながら、新しい方法にも目を向けています。

二つ目は、栃木で生まれた品種に、工夫を重ねること。苗、植え方、時期、肥料への判断は、地域の農産物をつくる仕事の中身です。

三つ目は、生産者の名前で、米を食卓へ届けること。二つの銘柄や大田原市の地域ブランド認定、公式ショップ、地域の売場が、つくる人と食べる人の間に入口をつくっています。

お米を、価格と量に加えて、つくり手の仕事からも選ぶ。その背景にある田んぼの仕事を知ることから、地域の生産者との新しい出会いが始まります。

  1. 01
    知る一膳のごはんから、品種、産地、生産者へ関心を広げる
  2. 02
    育てる田んぼで行われる、植え方や管理の工夫を知る
  3. 03
    味わう粒や粘りなど、生産者が伝える特徴を手がかりに選ぶ
  4. 04
    つなぐ農園の情報や地域の売場を通じ、次の食卓でも生産者を思い出す
稲の株元に手を入れる様子
稲の株元に手を入れて、育ちを確かめる

10 / Message

ゆうだい21を育てる農園からの、ことば。

阿久津農園 五代目当主 阿久津 政英

阿久津農園
五代目当主 阿久津 政英

阿久津農園は、大田原の恵まれた土地と水のもとで、代々お米をつくってきました。五代目の私も、父の経験を引き継ぎながら、新しい技術や知識を取り入れ、何より好奇心を大切に、毎日楽しくお米を育てています。

目指しているのは、大切な家族に心から食べさせたいと言えるお米です。「日々、」と「誇り。」という名前には、研究を続ける思いと、いまできる到達点を込めました。

GOOD CYCLE FESをきっかけに、栃木で生まれたゆうだい21と、大田原の田んぼの仕事を知っていただけたらうれしいです。

阿久津農園五代目当主 阿久津 政英

11 / FAQ

よくあるご質問

どのような農園ですか。

大田原市で代々の米づくりを受け継ぐ農園です。五代目の阿久津政英さんが、ゆうだい21を育て、「日々、」「誇り。」として届けています。

二つの銘柄は、違う品種ですか。

どちらもゆうだい21です。栽培への考え方を分けて伝える銘柄で、品種名と商品名は異なります。

「、」と「。」にも意味がありますか。

あります。「日々、」は研究を続ける思い、「誇り。」はいまできる到達点を表した名前です。

ゆうだい21は、どこで生まれた品種ですか。

宇都宮大学農学部が開発した、栃木県生まれの品種です。阿久津農園は、その品種を大田原の田んぼで育てています。

栽培方法は、どこで確認できますか。

購入する年産・銘柄の商品説明で確かめられます。年産ごとに内容が変わります。詳しい条件は、農園へお問い合わせください。

精米と玄米を選べますか。

公式の商品ページで選べます。

受賞したのは、どの米ですか。

受賞は、阿久津政英さんがゆうだい21で各大会へ出品した米への評価です。

購入や問い合わせは、どこからできますか。

農園の公式サイトに、商品案内とお問い合わせフォームがあります。

12 / Information

阿久津農園会社情報

会社名阿久津農園
代表者五代目当主 阿久津 政英
本社栃木県大田原市宇田川
創業・設立代々続く米農家(現在は五代目)
主な事業米の生産・販売(品種:ゆうだい21/銘柄:「日々、」「誇り。」)
店舗・拠点公式オンラインショップ
地域の取扱先は大田原ブランドの紹介ページで確かめられます
公式サイトhttps://hibi-hokori.jp/
お問い合わせ/Instagram

農園の米づくりを知って、次の一膳を選ぶ。

「日々、」「誇り。」の最新情報は、阿久津農園の公式サイトでご覧ください。

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