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たぬき亭の縁側に並び、手づくりの看板を持つ空き家の友の学生たち

栃木県宇都宮市

GOOD CYCLE PARTNER#61

みんなの家 空き家の友とは学生と地域が一緒に育てる、たぬき亭の物語

Akiya no TomoGOOD CYCLE FES UTSUNOMIYA 2026 パートナー

空き家だった場所が、
“みんなの家”になるまで。

宇都宮市宮の原地区にある一軒の空き家「たぬき亭」。学生団体「空き家の友」は、この場所を拠点に、子どもたちと学び、遊び、季節の行事を楽しむ時間をつくっています。目指すのは、人々が気軽に集まれる「みんなの家」。公開されている活動の記録から、一軒の家と地域の関わりをたどります。

01
About

一軒の空き家を、「みんなの家」に。

空き家の友の活動を知るうえで、覚えておきたい言葉が二つあります。一つは、活動拠点の名前である「たぬき亭」。もう一つは、団体がミッションとして掲げる「みんなの家」です。

「みんなの家」は、活動を通じて目指す姿を表す言葉。地域で暮らす人が気軽に集まれる、開かれた場所になってほしいという思いが込められています。団体のビジョンは「空き家に活気を、地域に笑顔を。人と人とをより近くに。」。建物を使うことの先に、人と人とのつながりを置いています。

宇都宮大学の団体紹介からは、イベントの企画・運営を通じて共感や滞在が生まれる場を目指し、地域向けの催しと学生のやりたいことの両方を大切にする姿勢が伝わります。

家の中で何が行われるかに加えて、そこへ来た人が誰と出会い、どんな時間を過ごすか。その関係に目を向けると、空き家の友の活動の輪郭がはっきりしてきます。

瓦屋根の平屋の前に立つ、リュックを背負った学生の後ろ姿
活動拠点の「たぬき亭」
02
Story

先輩から後輩へ、受け継ぐ空き家活用。

活動の始まりは2021年です。2024年4月に公開された当時の代表者インタビューでは、先輩学生が不定期で始めた空き家活用を、後輩が引き継いだ経緯が語られています。当時は、およそ2カ月に一度のペースでイベントを開いていました。

その後は、イベントに加えて家を定期的に開く活動へ。2024年度には、月に一度たぬき亭を開く「定期開放」が始まりました。

2025年、2026年の宇都宮大学の団体紹介でも、「みんなの家」というミッションとともに、地域住民との交流や学生の企画が取り上げられています。先輩から後輩へ、一軒の家を使い続けてきた歩みです。

2021

空き家活用を始める

先輩学生による不定期の活用から、空き家の友の活動が始まりました。

2024

定期開放が始まる

イベントに加えて、月に一度たぬき亭を開く取り組みが動き出しました。

2026

活動が受け継がれる

地域住民との交流や学生の企画が、宇都宮大学の団体紹介で取り上げられています。

03
Activities

子どもたちと過ごす、いまのたぬき亭。

いまの空き家の友の活動は、子どもたちを対象にした企画が中心です。学びを支える「あきやのてらこや」、遊びを通じて交流する「あきやのえんにち」、ハロウィンやクリスマスなどの季節のイベント。そして、イベントのない日にも家を開く「定期開放」。この四つが、たぬき亭のいまの使い方です。

これまでには、地域の人と取り組むDIYや、高齢者向けのスマホ教室も開いてきました。いまは子どもたちとの活動を軸にしながら、これからは幅広い年齢の人が関われる活動へと広げていこうとしています。

駄菓子を並べたテーブルを囲み、地域の人と学生が言葉を交わす和室
あきやのえんにちで、駄菓子を囲む時間
TERAKOYA

あきやのてらこや

子どもたちの学びを支え、知的好奇心を育む活動。持参した課題や自由研究を学生が手伝い、ボードゲームや裏庭での遊びも組み合わせます。

ENNICHI

あきやのえんにち

射的やヨーヨー釣り、駄菓子など、遊びを通じて交流する縁日。子どもたちと学生が顔なじみになる時間です。

SEASON

季節のイベント

ハロウィンやクリスマスなど、季節に合わせたイベントを企画・開催。その時季ならではの楽しみを、たぬき亭で一緒に味わいます。

OPEN HOUSE

定期開放

イベント以外の日にも、空き家を定期的に開放。地域に開かれた空き家を、地域の風景になじませることを目指しています。

04
Terakoya

その日の子どもに、予定を合わせる。

ペットボトルで作った実験道具を、机を囲んで手に取る様子
あきやのてらこやで、自由研究に取り組む

「あきやのてらこや」には、活動の姿勢がよく分かるエピソードがあります。夏休みの宿題を一緒に進めようと企画したところ、来てくれた子どもの多くは、すでに宿題を終えていました。

そこで学生たちは、持参したドリルに取り組んだり、ボードゲームで過ごしたりと、その場で内容を切り替えました。自由研究を手伝う場面もあり、2024年の代表者インタビューには、ろ過実験に取り組む子どもを学生が支える様子が残っています。

予定どおりの課題を終わらせることより、目の前の子どもとどう過ごすかを考える。その柔軟さに、この活動らしさが表れています。

05
Events

遊びと季節の行事で、顔なじみになる。

「あきやのえんにち」は、遊びを通じて交流する企画です。射的やヨーヨー釣り、駄菓子を囲む時間。勉強とは違う入口から、子どもたちと学生、地域の人が同じ場所で過ごします。

ハロウィンやクリスマスなど、季節に合わせたイベントも空き家の友が企画・開催しています。季節が変わるたびに、たぬき亭を訪れる楽しみが一つ増えていきます。

2024年の代表者インタビューでは、繰り返し参加してくれる人や、スタッフの名前を呼んでくれる小学生のことも話題にのぼりました。

一度の催しで終わらせず、何度も顔を合わせる。遊びや季節の行事を重ねるなかで、人を覚え、また関わる関係が育っています。

06
Future

子どもに限らず、幅広い世代の「みんなの家」へ。

空き家の友がミッションに掲げるのは、人々が気軽に集まれる「みんなの家」。その姿に近づくために、いまの子どもたちとの活動を大切にしながら、これからは子どもに限らず、より幅広い年齢層の人が関われる活動へと広げていこうとしています。

その土台になるのが、これまでの経験です。過去には、主に高齢者へスマホの使い方を伝える教室や、地域の人と受付台づくりや内装のペンキ塗りに取り組むDIYも開いてきました。スマホ教室に参加した地域の人が、今度は学生に手作りケースの作り方を教えてくれたこともあります。

入口近くの「たぬき小屋」も、参加者とのDIYでつくったもの。世代を越えて手を動かし、言葉を交わした時間が、家のあちこちに残っています。子どもも大人も関われる場所へ。たぬき亭の次の使い方が、ここから広がっていきます。

庭に置かれた、たぬきの置物が入った小さな木の小屋と縁側
これまでのDIYでつくられた「たぬき小屋」
07
Open House

月に一度、たぬき亭の扉を開く。

庭の土の上に立てられた、数字入りのモルックの木の棒
定期開放の日に、庭でモルックを楽しむ

2024年度から始まった定期開放は、この団体を知るうえで欠かせない活動です。2026年の大学紹介でも、月に一度たぬき亭を開く取り組みと、学生メンバーがやりたいことを実現する場としての使い方が取り上げられています。これまでにモルックやたき火なども楽しんできました。

目指すのは、地域に開かれた空き家を、地域の風景になじませること。特別な企画があるときだけでなく、家を開く日を重ねることで、たぬき亭が地域にとって当たり前にある場所になっていきます。

開放日や時間、参加の方法は、その都度Instagramで告知されています。訪れる前に最新の案内を見ておくと安心です。

08
With the Community

学生の挑戦を、地域と一緒に。

活動を支えているのは、日々の話し合いです。学生メンバーは週に一度ミーティングを開き、企画や運営について話し合っています。地域住民向けの催しとともに、学生自身のやりたいことも大切にしています。

宇都宮大学の2026年の団体紹介では、連携先として宮の原自治会、宇都宮市生活安心課空き家・空き地対策グループ、宇都宮空き家会議の名前が挙がっています。自治会や市職員と関わりながら企画・運営を経験できることも、活動の特徴です。

2024年のインタビューでは、自治会の回覧板にイベント情報を載せてもらったことも語られています。Instagramでは活動報告やメンバー紹介、新歓の案内なども発信。地域の回覧板とSNSの両方に、活動を伝える接点があります。

ホワイトボードの前に立つ学生と、話を聞くメンバーたち
次の活動に向けて、企画を話し合う

話し合いから始まり、地域に知らせ、一緒に過ごし、その様子を次の人へ伝える。四つの動きが重なり合い、たぬき亭に人が集まり続ける流れができています。

  1. 🗣️① 話し合う学生が企画や運営を考える。
  2. 📣② 地域へ知らせる回覧板やSNSで、活動の案内を届ける。
  3. 🏠③ 一緒に過ごす学ぶ、遊ぶ、つくる時間を地域の人と分かち合う。
  4. 📷④ 活動を伝える実施の様子やメンバー、次の案内を発信する。

09 / GOOD CYCLE

一軒の家から考える、地域のつながり。

みんなの家 空き家の友には、地方創生につながる四つの役割があります。

一つ目は、地域にある家を、活動の場として活かすこと。たぬき亭という一軒の空き家を、学びや遊び、共同作業の場所へ。建物を使うことから、人が関わる用途を育てています。

二つ目は、子どもたちの学びと遊びを支えること。てらこやで学びを手伝い、えんにちや季節のイベントで一緒に遊ぶ。地域の子どもたちが、学生や大人と出会う場になっています。

三つ目は、学生が地域で企画・運営を経験すること。学生同士の話し合いに加え、自治会や市職員とも関わる。地域の人と一緒に活動を考える実践の場があります。

四つ目は、何度でも関われる出会いをつくること。イベントと定期開放を重ねることで、地域の人が繰り返し関われる入口が育っています。

  1. 01
    活かす一軒の空き家を、人が集まる場所に。
  2. 02
    支える子どもたちの学びと遊びを支える。
  3. 03
    経験する学生が地域で企画を形にする。
  4. 04
    重ねる何度でも関われる入口をつくる。

10 / Message

みんなの家 空き家の友が掲げる、ことば。

たぬき亭の庭で、ボールを使った遊びを楽しむ学生と地域の人たち

宇都宮大学 学生団体「空き家の友」
メンバー一同

空き家に活気を、地域に笑顔を。人と人とをより近くに。

空き家の友が掲げるビジョンです。ミッションは、人々が気軽に集まれる「みんなの家」をつくること。寺子屋も、縁日も、定期開放も、たぬき亭での一つひとつの活動が、この言葉につながっています。

宇都宮大学 学生団体「空き家の友」メンバー一同

11 / FAQ

よくあるご質問

空き家の友は、どんな団体ですか?

宇都宮市宮の原地区の空き家「たぬき亭」を拠点に、学生が地域住民向けのイベントや定期開放などを企画・運営する団体です。人々が気軽に集まれる「みんなの家」を目指しています。

「みんなの家」と「たぬき亭」は、どう違いますか?

「みんなの家」は団体のミッション、「たぬき亭」は活動拠点の名前です。たぬき亭を活用しながら、地域に開かれた「みんなの家」を目指しています。

どんな人が活動に関わっていますか?

いまは主に、子どもたちを対象にした活動を行っています。これまでには高齢者や社会人との交流も生まれており、今後は幅広い年齢の人が関われる活動へ広げていく予定です。各企画の対象や参加の方法は、その回の告知で案内されます。

たぬき亭には、いつ行けますか?

月に一度の定期開放や、イベントの日に開いています。日時や申込の有無はその都度Instagramで告知されるので、最新の案内を見てから訪れると安心です。

イベントの参加費はかかりますか?

費用や持ち物、申込方法は、企画ごとに告知で案内されます。参加したい企画のお知らせを、Instagramで確かめておくと安心です。

学生メンバーとして参加できますか?

Instagramのプロフィールで、メンバーを随時募集しています。新歓やメンバー紹介の投稿もあり、関心がある人はInstagramのDMから連絡できます。

次の活動は、どこで確かめられますか?

公式Instagram「@akiya_no_yorozuya」で、定期開放やイベントの告知、活動の報告を発信しています。

12 / Information

みんなの家 空き家の友団体情報

団体名みんなの家 空き家の友
活動の形宇都宮大学の学生団体(空き家活用サークル)
活動拠点たぬき亭(栃木県宇都宮市宮の原地区)
活動開始2021年
ミッションみんなの家
ビジョン空き家に活気を、地域に笑顔を。人と人とをより近くに。
主な活動あきやのてらこや/あきやのえんにち/季節のイベント(ハロウィン・クリスマスなど)/定期開放
連携先宮の原自治会/宇都宮市生活安心課 空き家・空き地対策グループ/宇都宮空き家会議
Instagram@akiya_no_yorozuya

たぬき亭での活動を、もう少し知る。

定期開放やイベントの最新の案内は、Instagramで発信されています。

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